孫悟空といえば“西遊記”だ!「ドラゴンボール」金角・銀角を吸い込ませたアニメオリジナル回
悟空って頭を使った戦い方もできたんだ……と見直した人も多かったはず!3年後の天下一武道に向けてひとり修業の旅に出た孫悟空(CV:野沢雅子)は、その道中で村を苦しめる2人組を退治することにになった。ドラゴンボールのモチーフとなった西遊記っぽさを感じるアニメオリジナル回で、悟空はちょっと変わった戦い方を披露した。 【映像】悟空が”人食いひょうたん”で金角・銀角を吸い込む瞬間(16分52秒ごろ~) 悟空が山道を走っていると、一人の女の子が襲われている場面に遭遇した。悟空がその女の子を助けたところ、悟空の強さに驚いた女の子は自分の村に来てほしいと半ば強引に悟空の手を引いた。 女の子の村は金角(CV:田中康郎)と銀角(CV:青野武)という2人の兄弟によって苦しめられていた。どことなく「北斗の拳」のザコキャラのような雰囲気を漂わせる無法者たちは、月に1度村にやってきては野菜や果物をごっそりと持って行ってしまうのだという。 修業中の身にはちょうどいい相手だと思った悟空は金角・銀角兄弟の討伐を快諾、村へと急いだ。兄弟の武器は、西遊記にも登場した「ひょうたん」。名前を呼ばれてすぐに返事をしないと、ひょうたんに吸い込まれてしまい酒になってしまうのだ。 悟空は強さで2人を圧倒していたものの、ひょうたんを持った金角に名前を呼ばれ吸い込まれてしまった。なんとかひょうたんの中で如意棒を伸ばしてピンチをしのいだ悟空は、再びひょうたんのフタが開いた瞬間に脱出することに成功した。 悟空は2人からひょうたんを奪い取り、お返しとばかりに2人の名を呼ぶ。“旗揚げゲーム”ばりに金角・銀角の名前を交互に連呼し、ひょうたんに吸い込ませることに成功したのだった。その後もう悪さをしないという条件で2人はひょうたんから解放され、これまで村から奪ったぶんだけ畑仕事で返していくことで一件落着となった。 悟空といえばド迫力のバトルに勝利することで事件や問題を解決するイメージしかないが、意外にも早口言葉&頭を使った平和的なバトルもできることを見せたアニオリ回だった。 1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載され、シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える鳥山明の同名漫画が原作。以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作され、20作を超える劇場版も公開されたほか、数多くのゲームシリーズにもなっている大ヒット作だ。 40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」も10月11日より放送されている。 (C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
ABEMA TIMES編集部