ChatGPTが「アカウント作成なし」で利用できる!ただし、注意点あり
OpenAIは2024年4月1日(アメリカ時間)、アカウントを作成することなくChatGPTの提供を徐々に展開していくことを発表しました。 ChatGPTが「アカウント作成なし」で利用できる!ただし、注意点あり そして、すでに日本でもOpenAIのアカウントにログインしなくても、あるいはOpenAIのアカウントを持っていなくても、ChatGPTに質問を投げかけることができる状態です。 chat.openai.comに訪問して「ChatGPTにメッセージを送信する...」と書かれたテキストフィールドをクリックし、好きな質問をチャット形式で投げかけことができますよ。
ChatGPTがシームレスに使えるAIツールに!
今回の変更により、ChatGPTは独立したサービスではなく、Googleが提供するサービスのようにシームレスに使えるようになりました。 Googleで何かを検索するときに、Googleアカウントにログインしているかどうかを考える必要はありませんよね。 そして、このロジックをそのままChatGPTの今後の問題点にも適用できます(なお、Googleの代わりにChatGPTを使うことはおすすめしません)。
アカウントなしでChatGPTを利用するときの注意点
よりオープンなツールになるChatGPTへのアクセスには、いくつかの注意点があります。 まず、GPT-3.5にアクセスできるのは、無料のChatGPTアカウントである点は変更ありません。 しかし、もっと問題なのは、OpenAIがあなたの質問や会話をLLMのトレーニングデータとして使っていること。アカウントなしで利用する場合、あなたがChatGPTに何を尋ねたとしても、OpenAIはそれをそのままシステムにフィードバックしているのです。 この学習データからあなたの質問や会話を除外したい場合は、右下のクエスチョンマークをクリックして「設定」を選択し、「すべての人のためにモデルを改善する」のトグルを無効にして、このデフォルト設定をオフにする必要があります。 OpenAIは、この「アカウントの作成不要でChatGPTを使える」体験のために追加のセーフガード(予防策や保護策)を追加し、特定のカテゴリのプロンプトと世代をブロックするとしていますが、そのカテゴリが何であるかは明示していません。 さらに、アカウントなしでChatGPTを利用する場合、ChatGPTアカウントを持っている人がデフォルトで使える主要機能(チャット履歴、チャットの共有、音声会話、ChatGPTのカスタム指示など)は使えない点も理解しましょう。 ChatGPTを使用する際にこれらの機能が必要な場合は、まずアカウントを作成してログインする必要があります。 Source: OpenAI(1, 2)
ライフハッカー・ジャパン編集部