【絵本のことば】『つみきのいえ』|「けれども おじいさんは ぜったいに このいえに…」
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。国際的なアニメ賞の受賞作を絵本にした、大人にこそ読んでほしい心を打つ1冊から。 【フォトギャラリーを見る】 けれども おじいさんは ぜったいに このいえに すむのを やめませんでした。 アヌシー国際アニメ映画祭で最高賞を受賞した短編アニメ『つみきのいえ』を、監督と脚本家が絵本にリメイク。 海に沈んでいく町で、たった一人で暮らすおじいさんは、 忘れ物を取りに海深くへ潜っていく...。海の深さが時間の蓄積のようで、愛した人や生きた証を積み重ねて今があることを考えさせられる。寂しいけど悲しくはない。 心温まる、まさに大人のための絵本。
photo_Kazuyoshi Aoki text_Kana Umehara, Ayumi Shirasaka edito...