松本奈々子&アンチー・リン、初の共同プロジェクト「ねばねばの手、ぬわれた山々」開幕
「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2024」が、10月5日にスタート。その1プログラム「松本奈々子&アンチー・リン(チワス・タホス)『ねばねばの手、ぬわれた山々』」が本日10月12日に京都・THEATRE E9 KYOTOで開幕した。 【画像】松本奈々子&アンチー・リン(チワス・タホス)「ねばねばの手、ぬわれた山々」より。(撮影:岡はるか / 提供:KYOTO EXPERIMENT)(他3件) 「ねばねばの手、ぬわれた山々」は、チーム・チープロのメンバーである松本奈々子と、台湾の原住民族タイヤル族にルーツを持つ現代美術家アンチー・リン(チワス・タホス)による初めての共同プロジェクト。アーティスティック・コンセプトを松本とアンチー、振付を松本、ビデオコンセプトとデザインをアンチーが担い、2人がパフォーマンスを披露する。 開幕に際し、松本は「話す言葉もディシプリンもことなるアンチーとわたしは、昨年の夏に台北で出会い、その後、京都ー台北ー台南ー台中ー台北ー南投ー台北ー京都とあちこちを一緒に旅してきました。今回の新作でわたしたちは、そうやってふたりで過ごす時間のなかでみつけてきたことばを基礎にふたつの物語、そして山々を縫い合わせてみることを試みています。わたしにとって初の国際共同制作にアンチーと取り組むことができ、とても嬉しく思っています」、アンチーは「今年、東京を拠点に活動するダンスアーティストの松本奈々子さんと行った、新しく実験的な作品を生み出す旅は、とても実り多いものでした。私たちは、台湾と日本の関西地域でリサーチを行いました。貴船神社で神聖な水に自分のおみくじを浸すと、とてもポジティブな言葉がゆっくりと浮かび上がってきました。そのときのことは、今でもよく覚えています。その瞬間に、私たちが重ねてきたリサーチでのあらゆる繋がりが互いに結ばれ、『ねばねばの手、ぬわれた山々』が生まれたのです」と、それぞれコメントしている。 上演時間は約1時間で、公演は10月14日まで。 ■ 松本奈々子&アンチー・リン(チワス・タホス)「ねばねばの手、ぬわれた山々」 2024年10月12日(土)~2024年10月14日(月・祝) 京都府 THEATRE E9 KYOTO □ スタッフ アーティスティック・コンセプト、振付:松本奈々子 アーティスティック・コンセプト、ビデオコンセプト、デザイン:アンチー・リン □ 出演 松本奈々子 / アンチー・リン ※U-25・学生、高校生、ペア割引あり。