木次線の利活用促進へ強力「助っ人」!?JR西から雲南市に職員出向「今ががんばる大事な時期」(島根)
JR木次線の利用促進を図るため、雲南市がJR西日本から職員を受け入れることになり、3日に辞令が手渡されました。 雲南市に派遣されるのはJR西日本の職員、冨岡秀行さん(34)で、市役所で吉山副市長から辞令が手渡されました。任期は2025年3月末までで、交通政策室に配属されます。JRからの職員派遣は、木次線の利用・活用を進める一環で、雲南市が受け入れるのはこれが初めてです。 冨岡さんは、JR松江駅で運行管理などの業務を担当、経験を活かして、木次線を利用した観光ツアーや秋以降に予定されている「木次線まつり」の企画・運営などに携わるということです。 JR西日本から出向・冨岡秀行さん: JR西日本で培った知識や経験をしっかりといかして、少しでも雲南市民のみなさまのお役に立てるよう一生懸命がんばりたい。 木次線を巡っては、特に利用が低迷している奥出雲町の出雲横田駅と広島県庄原市の備後落合駅の区間について、JRが今後のあり方について沿線の自治体と協議に入る考えを明らかにするなど、存廃をめぐる議論が今後どうなるのか注目されています。 雲南市・吉山副市長: (木次線は)大変大きな資産・資源だと考えていますので、今が頑張る大事な時期ではないか、そこにぜひJR西日本の専門家の冨岡さんに来てもらい、一緒に学びながら、その活用に向けて取り組んでいきたい。 雲南市は、こうした人事交流などを通じてJRと連携を深め、引き続き木次線の利活用を図っていきたいとしています。
山陰中央テレビ