【阪神】大山悠輔、強風に乗って5号先制ソロ!「先に点が欲しかった」DeNA戦以来5試合ぶり
<ヤクルト6-5阪神>◇30日◇神宮 4番の復調が希望の光だ。阪神大山悠輔内野手(29)が5号ソロと中前適時打で打線を勢いづけた。6月21日の1軍再登録以降、28打数9安打で打率3割2分1厘、2本塁打、5打点と好調を維持している。 「とにかく先に点が欲しかったので、いい結果になってくれてよかったです」 追い風に乗った。0-0の4回1死からヤクルト先発サイスニードの6球目、148キロ低めの直球を強振。打ち損じかと思われた打球はホームから中堅方向への強風に押されてぐんぐんと伸び、右翼スタンド最前列に吸い込まれた。三塁手前で着弾点を確認した大山は驚いた表情だった。 本塁打は22日のDeNA戦(甲子園)以来5試合ぶり。前日29日にも8回に右前打を放ち、これで4試合連続安打を記録した。 さらに3-1の7回。2死から2者連続四球で一、二塁の好機。2番手左腕、山本の内角変化球をコンパクトに振って中前に運んだ。4点目をたたき出し、4番の役割をきっちりとこなした。打線はこの日13安打5得点で、今季15度目の2桁安打と息を吹き返しつつある。背番号3が快音で打線をけん引する。【村松万里子】