記者会見で意気込みを語る宮崎選手

　全国高校総体・バドミントン女子シングルスで優勝した山口県の柳井商工高3年、宮崎友花選手（18）が来春、西京銀行（本店・山口県周南市）の女子行員でつくるバドミントン実業団チーム「ACT　SAIKYO」に入団する。周南市内で23日に記者会見があり、宮崎選手は「目標はロサンゼルス五輪で金メダルを取ること」と意気込んだ。 【写真】「ACT　SAIKYO」のコーチの藤本さんと選手たち

　大阪市出身の宮崎選手は身長1メートル64で、多彩なショットと相手に動きを読ませないプレーが持ち味。シングルスは2022年の世界ジュニア選手権を制して一躍注目を浴び、全国高校総体は2連覇を飾った。主要な国際大会に優先出場するA代表に選ばれており、憧れる選手は台湾の強豪・戴資穎選手（30）という。

　宮崎選手は記者会見で、地元の練習環境が最適であることを入団理由に挙げ、「チームに貢献し、山口県に恩返しをしたい」と力を込めた。28年のロス五輪については「4年後はあっという間だと思う。不足や課題の克服に早く取り組んでいきたい」と語った。

　同席した松岡健頭取は「日本のバドミントン界の宝ともいえる選手が入ったことで、メダリストを出すことをチームの目標としたい」と期待を寄せていた。