大出瑞月

◆女子プロゴルフツアー　ニチレイレディス　最終日（１６日、千葉・袖ケ浦ＣＣ新袖Ｃ＝６５８４ヤード、パー７２） 　今大会終了後にシード選手以外を対象に出場優先順の見直し（リランキング）が実施された。８度のトップ１０入りやメジャー、全米女子オープンでの予選通過でメルセデス・ポイントを稼いだ河本結（リコー）が６５７・０９ポイントで、２位の小林夢果（ヨコハマタイヤジャパン）に約２８０ポイントの差をつけて、首位で第１回リランキングを突破した。 　主催者推薦選考会を首位で通過した大出瑞月（ノットグローバルホールディングス）は、今大会を８位でフィニッシュ。４５・５０ポイントを獲得し、８５位から一気に３５位へ浮上し、第２回リランキングまで、ほぼフル出場が可能となった。 　ほかにも今回のリランキングがプラスに働いた選手は多い。ルーキーの菅楓華（ニトリ）は昨年末に行われた、出場優先順位を争う最終予選会（ＱＴ）でスコア誤記のため失格に。ＱＴランクは１０４位と自力での試合出場は困難となっていた。だが、３月に主催者推薦で出場した「Ｖポイント×ＥＮＥＯＳ」で７位に入り、そのまま３３位でリランキングを通過した。 　同じくルーキーの政田夢乃（なないろ生命）はわずか２試合の出場ながら、５月の「リゾートトラストレディス」８位が大きく影響し、ＱＴランク１４７位からジャンプアップし、第１回リランキングでは３０位につけた。数少ないチャンスをものにし、上のステージに進んだ。 　４０位前後までが第２回リランキングまで全試合に出場できる見込み。９月２０日開幕の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」までが第２回リランキングの対象となる。“職場”を巡るし烈な争いはまだまだ続く。