すず（右）を挑発する舞華（左）。写真：梅月智史（THE DIGEST写真部）

　スターダムは『STARDOM in KORAKUEN 2023 Nov.』11.28東京・後楽園ホール大会を開催。ファイナルのワールド・オブ・スターダム選手権新王者決定戦進出トーナメント決勝では舞華が渡辺桃を破り、ワールド王座への挑戦権を獲得した。 【PHOTO】舞華がワールド・オブ・スターダム王座戦への挑戦権獲得！「必ず赤いベルト巻いてやる」 　中野たむが左ひざの負傷により“赤いベルト”ことワールド王座を返上。『5★STAR GP2023』を制した鈴季すずに挑戦権利証が与えられるも、葉月が待ったをかけた。12.2愛知・ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）大会ですずが葉月を下せば、12.29両国大会ですずと舞華によるワールド王座決定戦が実現する。 　1回戦で壮麗亜美に勝利した舞華と、白川未奈に勝利した桃が対戦。序盤からいきなり場外乱闘に発展し、場内は舞華コールで大盛り上がり。舞華は、桃の激しいミドルキックやハイキックを浴びせられ劣勢に立たされるも、雪崩式のブレーンバスター、ブレーンバスター2連発で一気に流れを引き寄せる。最後は、炎火落とし（変型サイドバスター）を叩き込み、みちのくドライバーⅡで3カウントを奪った。 　試合後、舞華は「すず、鈴季すず、どうせどっかで見てんだろ！ 出て来いよ」とすずを呼び込む。すずがリングに上がると、舞華は「お前12月2日、葉月と権利証かけて戦うんだろ？ お前ぜってぇ負けんなよ。てめえをぶっ潰すのはこの私だからよ」と絶叫した。 　バックステージで、舞華はこう続ける。 「本当に赤いベルトまでの道のりが険しくて険しくてしょうがない。でもね、怪我していられない。どんだけ赤いベルト、私が欲しがってるかみんなわかる？ 何年も何年も赤いベルトを巻けず、ライバルたちに負け、トーナメントも優勝できず、そんな悔しい思いをして心も折れたよ。それでも諦めずに今こうやってしがみついてる。そして今、両国国技館の切符を自分で手にすることができた」   　最後に舞華は、「1日2試合、この1年間でどんだけやってきた私が！ それでもこの恵まれた体使って、そして恵まれた心で必ず両国国技館、赤いベルト巻いてやるよ！」とコメント。「鈴季すず、5★STARの借りはそこで返してやるよ。だから12月2日、必ず勝てよ。お前ここで負けたら承知しねぇからな」と語気を強めた。 ◆スターダム◆ 『STARDOM in KORAKUEN 2023 Nov.』 2023年11月28日 東京・後楽園ホール 観衆　1117人 ▼ワールド・オブ・スターダム選手権　新王者決定戦進出トーナメント決勝戦（時間無制限1本勝負） 〇舞華（14分33秒　片エビ固め）渡辺桃● ※みちのくドライバーⅡ ※12.29両国大会でワールド王座決定戦に出場 ▼ワールド・オブ・スターダム選手権　新王者決定戦進出トーナメント1回戦（時間無制限1本勝負） ○舞華（9分26秒　片エビ固め）壮麗亜美● ※みちのくドライバーⅡ ※舞華が決勝進出 ●白川未奈（9分56秒　ピーチサンライズ）渡辺桃○ ※桃が決勝進出 構成●THE DIGEST編集部