【全米女子プロ】渋野日向子が奇跡の五輪切符へスタートから3連続バーディーで一時首位浮上
<米女子ゴルフツアー:全米女子プロ選手権>◇第2日◇21日◇米ワシントン州サハリーCC(6731ヤード、パー72) 2打差4位から出た渋野日向子(25=サントリー)が第2ラウンド(R)を開始した。インの10番から3連続バーディーとロケットスタートで一時首位に浮上した。13番パー3ではボギーをたたき、再び2位となったが、激しく首位争いを展開している。 6月に入るまでは9戦中6戦で予選落ち。1度も50位以内に入れなかった。それが3週前の全米女子オープンで2位に入ってから、ショットの好調をキープする。第1Rもフェアウエーキープ率が85・7%。フェアウエーを外したのは2度だけで、パーオン率も72・2%だった。 大会後に決定するパリ五輪代表争いは日本勢11番手。出場圏内の2番手までの道のりは険しい。しかし全米女子オープンで優勝した笹生が世界R30位から6位に浮上したように、メジャーでの好結果は大きなジャンプアップにつながる。そんな奇跡も期待されるが、本人はあくまで冷静で「4日間通して頑張らないと」と気を引き締めて第2Rに臨んでいた。