ガーナ、130億ドルの債務再編で基本合意=関係筋
Maxwell Akalaare Adombila [アクラ 20日 ロイター] - アフリカ西部ガーナは債権団との間で、130億ドル相当の対外債務の再編に基本合意した。関係筋3人が20日、ロイターに明らかにした。 それによると、債権者は最大37%の元本削減と償還期限の延長を受け入れる。関係筋の1人は、合意が来週までに発表されるとの見通しを示し、他の2人は早ければ21日にも発表があるかもしれないと述べた。 ガーナは2022年、新型コロナウイルスのパンデミックによる打撃やウクライナ戦争の影響で債務が膨らみ、債務総額300億ドルの大部分がデフォルト(債務不履行)に陥った。同国は20カ国・地域(G20)の「共通枠組み」を通じた債務免除を申請している。 ガーナは3月半ばに2つの債権者グループと正式交渉を開始。しかし合意案が債務の持続性に関する国際通貨基金(IMF)の基準を満たさなかったため、交渉はいったん中止していた。関係筋3人によると、その後修正されたIMFの債務枠組みに合意案が適合したため、基本合意に至った。