アジュール舞子から明石・大蔵海岸、計2.4キロ立ち入り規制 地中に空洞発見で 国交省
国土交通省姫路河川国道事務所は13日、神戸市垂水区の公園「アジュール舞子」と、明石市の大蔵海岸の一部区域で立ち入りを制限すると発表した。アジュール舞子のコンクリートで整備したエリアの地中で空洞が見つかったため、同様の構造が用いられている大蔵海岸の区域も規制対象とした。総延長は計2・4キロに及ぶ。安全が確認されるまで、現場に立ち入らないよう呼びかけている。 【写真】立ち入りが制限された大蔵海岸 同事務所によると6日、アジュール舞子の海岸と商業施設「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」の間の区域で空洞を確認。深さ1・1メートル、縦1・0~2・5メートル、横7・0メートルと推計され、コンクリート部分にひび割れなどはなかった。8日以降、この現場周辺や、明石海峡大橋の橋脚などがある公園西側で順次、立ち入りを制限している。 これに追加して、アジュール舞子の西に位置する大蔵海岸でも、海水浴場や公園の東西で立ち入りを規制。同海岸では2010年にも計約30カ所の空洞が見つかった。01年には砂浜陥没事故が発生したが、同事務所によると、今回の空洞と事故現場とは構造が異なり、ただちに陥没するような危険性は低いとみている。(門田晋一)