道の駅敷地内に移転した郵便局＝館山

館山市二子にあった九重駅前郵便局（大坂勇人局長）が、同市稲で16日開業予定の「道の駅グリーンファーム館山」敷地内に移転した。1月29日に移転開局式が行われ、局名を「グリーンファーム館山内郵便局」に変更して営業している。 道の駅開業に伴い、市からの提案を受け、道の駅、郵便局両方の利用者の利便性向上を図ることを目的に移転を決定した。道の駅内に郵便局ができたのは、日本郵便関東支社管内では初めてとなる。 同局は、道の駅敷地内の南側に位置。全国で14例目となる環境に配慮した「＋エコ郵便局」の仕様で、太陽光発電で電力を賄う他、強度や断熱性に優れた木材「CLT」を建物の一部に使用した。 同局周辺には7台分の駐車場を配置、土日祝日もATMを稼働させるなど、地元住民や観光で訪れる道の駅利用者にとっての利便性を重視している。 移転開局式では、森正一館山市長をはじめとする関係者らが出席し、テープカットや、道の駅の名前にちなんで設置された「グリーン」カラーのポストもお披露目され、新天地での開局を祝った。 大坂局長は「全国津々浦々とある郵便局ネットワークを駆使し、地域活性化に貢献したい。道の駅とのイベントもできれば、いろいろなことを生み出せるのではないかとも考えている。新しい取り組みなので、地域の方々と共にさまざまなチャレンジをしていければ」と話していた。