サンズは渡邊が欠場するも、デュラント、ブッカーの活躍もあり３連勝を飾った。(C)Getty Images

　現地時間11月19日（日本時間20日、日付は以下同）、フェニックス・サンズは敵地デルタ・センターでユタ・ジャズと激突。ダブルオーバータイムにもつれた大熱戦を140－137で制し、今季成績を７勝６敗（勝率53.8％）とした。 【動画】ファウル？ノーコール？大激戦のラストポゼッションをチェック 　17日にも同じユタで対戦していた両チーム。スターターはどちらもその時と同じ、サンズがデビン・ブッカー、グレイソン・アレン、エリック・ゴードン、ケビン・デュラント、ユスフ・ヌルキッチの５人。ジャズはキヤンテ・ジョージ、ジョーダン・クラークソン、オチャイ・アバジ、ラウリー・マルッカネン、ジョン・コリンズがスターティングラインナップに並んだ。 　試合は第２クォーター、デュラントを中心にサンズが最大11点差をつけるも、第３クォーター序盤にジャズが追いつき、その後は互いに譲らない互角の展開に。115－113でサンズがリードした第４クォーター残り20秒、マルッカネンのレイアップでジャズがタイスコアに持ち込むと、ラストポゼッションでブッカーが放った３ポイントはリングに嫌われ、オーバータイムにもつれ込んだ。 　延長ではゴードンが９得点を奪う活躍を見せ、残り30秒にはデュラントがリードを５点に広げる３ポイントをヒット。しかしファウルゲームに持ち込まれた残り８秒、126－125とサンズが１点リードの場面でゴードンがフリースローを１本しか決められず、コリン・セクストンに同点ブザービーターを決められダブルオーバータイムに突入した。 　 　２度目の延長、デュラントが開始２分で８得点と爆発。最後は３点ビハインドを背負ったジャズのラストポゼッション、ブザーとともにマルッカネンが放った３ポイントをデュラントがブロックし試合終了……かと思われたが、ディフェンスファウルをコールされてしまう。ゲーム続行かと思われたものの、コーチ・チャレンジの結果判定が覆り、そのまま140－137で決着となった。 　サンズはデュラントがゲームハイの39得点に８リバウンド、10アシスト、ブッカーが26得点に８アシスト、ゴードンが20得点に６アシスト、ヌルキッチが18得点に12リバウンドをマーク。ジャズはマルッカネンが38得点に17リバウンド、ベンチスタートのテイレン・ホルトン・タッカーが25得点、クラークソンが22得点を記録した。 　開幕から全12試合に出場していた渡邊雄太だが、この日は左大腿四頭筋の筋挫傷により欠場。フランク・ヴォーゲルＨＣ（ヘッドコーチ）によれば、オフだった18日にプレータイムの少ない選手だけでピックアップゲームを行なった際に、他の選手のヒザが太ももに入ったことが原因だという。 　３連勝を飾ったサンズ。次戦は中１日空いて21日、本拠地フットプリント・センターでポートランド・トレイルブレイザーズとの対戦が組まれている。はたして連勝を４に伸ばすことができるのか、そして渡邊は復帰することができるのか注目だ。 構成●ダンクシュート編集部