長澤まさみ「本当に怖い映画」に主演、11年ぶりタッグの矢口史靖監督・脚本・原案の「ドールハウス」
女優の長澤まさみ(37)が、映画「ドールハウス」(来年初夏公開、矢口史靖監督・脚本・原案)に主演することが18日、分かった。矢口監督とは、映画「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」(2014年)以来11年ぶりのタッグになる。 映画「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の作風から一変し、「子供の頃から怖いものが大好き」という矢口監督が満を持して書き下ろした「ドールミステリー」。一見かわいらしく見えるが、不穏な空気を醸し出し、何かが変な人形の謎に迫る。 長澤の役どころなど、詳細は伏せられたまま。イスに座る黒髪ロングヘアの長澤が、風ぼうの同じ黒髪の人形に手を添えて抱きかかえる姿が公開された。 脚本を読み、出演を熱望した長澤は「脚本を読んだ時にドキドキより、ちょっとワクワクしている自分がいて。もしかしたら…面白い作品ができそうな気がするって思っちゃいました」と手応えを感じている様子。「人形という身近な存在がその世界に現実味を与え、自分がハマっていくような感覚が新鮮でした。この人たちは一体どこまで行っちゃうんだろうという妙な感覚の高まりが終わらず、最後まで続いていく、本当に怖い映画です」とコメントした。 矢口監督との久々のタッグには「またご一緒したかったので、とてもうれしかったです」。その矢口監督は「彼女が繰り出すムンク顔は本当に恐ろしい。取り憑(つ)かれないようにご注意ください」とおちゃめにPRした。 〇…矢口監督にとって、今作は念願。「コメディー映画を作ってきたので意外に思うかもしれませんが、子供の頃から怖いものが大好き。やっとつかんだチャンス! 映画館を絶叫型ライドアトラクションにするべく、手加減なしで作りました。劇場を出た後、『ああ、怖かった。映画でよかった~』と無事でいることを幸せに感じてもらえるでしょう」と自信を見せた。
報知新聞社