<春に挑む>選手紹介/8 国学院久我山・松本慎之介/二松学舎大付・瀬谷大夢 /東京
◇球速143キロ目指し練習 国学院久我山・松本慎之介(2年) 「誰がエースになってもおかしくない」。尾崎直輝監督がそう話す候補の一人。昨秋の都大会は本大会2回戦以降に登板し、テンポよくストライクを奪うスタイルでチームの快進撃に貢献した。決勝では九回表に相手打線を3者凡退に抑え、最終回のサヨナラ劇へ勢いをつけた。 全国の強豪が集う神宮大会では、花巻東(岩手)戦に2番手投手として登板するも、チームは敗戦。自身のさらなるレベルアップを誓った。この冬は球速143キロを目指し、投球時の体重移動を意識しながら練習に励む。 台湾に単身赴任中の父親には、試合ごとに電話で報告する。趣味は自転車。無心でこぐ時間が好きで、毎日片道約45分かけて通学している。【小林遥】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)左投げ左打ち(2)173センチ、70キロ(3)田無シニア(4)甲子園で自分の力がどこまで通用するのか試したい ……………………………………………………………………………………………………… ◇大舞台へ長打力磨く 二松学舎大付・瀬谷大夢(ひろむ)(2年) 昨夏の甲子園は2年生ながら3番打者としてスタメン出場を果たしたが、無安打に終わった。対戦したチームの印象から「全国(大会)に行くと、ここまでレベルが上がるのか」と刺激を受けた。 3年生引退後の昨秋の都大会で4番打者に。大会を通じて2本塁打を含む計13安打と活躍し、打率はチームで最も高い5割4分2厘を記録した。この冬はさらに長打力を磨くため、通常より重いバットでティーバッティングを1日1500本以上こなす。 茨城県出身。小学校の時、地元の常総学院の試合を見て以来、野球の魅力にとりつかれた。中学生の弟と小学生の妹がおり、実家に帰るとバドミントンなどで一緒に遊ぶ。【加藤昌平】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ左打ち(2)175センチ、85キロ(3)友部シニア(茨城)(4)(昨夏出場した)甲子園に帰り、チャンスで一打を出したい 〔多摩版〕