乃木坂46・黒見明香が「大谷翔平・相関図」を作ってみた!【MLB連載 9-6-3のファインプレー! #11】
乃木坂46の4期生であり、野球好きと知られる黒見明香がメジャーリーグベースボール(以下、MLB)の魅力を伝える初冠企画MLB連載「9-6-3のファインプレー!」。乃木坂46の野球好きの久保史緒里・向井葉月・金川紗耶・柴田柚菜と共に結成された「乃木坂野球部」のメンバーであり、「ABEMA BASEBALL SPECIAL SUPPORTER」としてゲスト出演する「ABEMA」のMLB中継内では、あらゆる野球データが記載された直筆の通称・黒見ノートが視聴者の間で「レベルが高すぎる」と度々話題になった。 【写真】くろみんチョイスのMLB「9(万円)6(万円)3(万円)」コーデ そんな黒見が、これまでのMLB観戦や番組放送で発見したエピソード、リポートなどをもとに、今年アメリカン・リーグのホームラン王に輝き、二度目のアメリカン・リーグMVPに選出された大谷翔平選手の相関図を作成!くろみん目線で「仲がいい選手」、「ライバル」、「支えている人」など、独自の関係性をまとめます! ■<黒見明香、MLB解説で新境地> ――エンゼルスは残念な結果でしたが、大谷選手はア・リーグホームラン王とMVPに輝くなど、大活躍の1年でした。黒見さんも約半年間「ABEMA BASEBALL SPECIAL SUPPORTER」として活動して、大きな反響があったと思いますが、いかがでしたか? 黒見:朝登校中、イヤフォンで1人静かに観ていた試合を、今シーズンは、MLBやプロ野球でご活躍されていたプロ選手・詳しいレジェンドMC実況の方々、日本中のABEMAの熱い視聴者の皆さまと一緒に、ドキドキ盛り上がって応援しながら観ることが叶って、より一層MLBに魅了されて、野球がさらに大好きになった半年でした。 今まで野球をよく知らなかった乃木坂メンバーも、楽屋で「タティス・ジュニア選手覚えたよ!」「ジャイアンツって東京ドームとアメリカを行き来して試合しているの?」など野球の話題をすることも多く、マネージャーさん達と一緒に日本人選手の試合を応援したり、野球の面白さを知って楽しむメンバーが増えました。 また、ファンの方も推し球団のユニフォームやMLBファッションを身につけてライブやイベントに足を運んでくださる方が増えたり「黒見の活動見てメジャーリーグ好きになったよ」「子どもが野球を始めたんだよ!」と報告して下さったり、同じ野球ファンとして試合結果に一喜一憂したりと、日々力をいただいています。 実は大学でも、現在元MLB選手だった小宮山悟先生がご指導くださる野球の授業を受けていて、クラスメートとも大谷選手のMVP受賞の話、山本由伸選手の話題で盛り上がっています。ABEMAの熱いMLBファンの皆さんと一緒に応援することが叶ったことが本当に幸せで、日々メジャーリーグの試合にパワーや勇気を貰い、来季が一層楽しみになりました! ■<くろみん視点の大谷選手相関図> ――ベースボールに魅了されたシーズンだったのですね。大谷選手の活躍によって、さらにMLBのすそ野が広がったような気がしますが、今回は黒見さんがこれまで集めた情報をもとに、大谷選手の相関図を作ってみたいと思います。まずは、大谷選手と仲がいい選手と言えば? 黒見:ミッキー・モニアック選手、パブロ・サンドバル選手、デビッド・フレッチャー選手ですかね。モニアック選手はダグアウトでも隣に割り込むなど、大谷選手に褒められるとすごく嬉しそうな様子も印象的です。サンドバル選手も一緒にご飯食べに行ったり、変化球やボールの持ち方など野球のことはもちろん、一緒に笑顔でグミを食べたり、ひまわりの種を投げ合ったり、髪型を触り合ったり、モノマネをしあったり、ふざけ合っている姿もすごくギャップがあって魅力的です。フレッチャー選手も、ダグアウトでお互いビンタするフリをしたり、一緒にダッシュしたりすごく楽しそうな姿をたくさん見ます。 他にも、大谷選手がラーズ・ヌートバー選手にプレゼントした腕時計の話や、鈴木誠也選手との魚釣りパフォーマンスなど、日本人選手との交流も見ていて楽しいです。 ――お次は、大谷選手とライバル関係にある選手はいかがですか? 黒見:まずはマイク・トラウト選手です。同じエンゼルスの選手として1番心強い仲間であり、1番のライバルでもあると思います。特に今年のWBCの決勝は、お互いのことを十分に分かりきっていて、尊敬し、信じ合っているからこそ、あのプレーに繋がったと思います。またトラウタ二弾の際、急いで兜を取りに行く姿や、一緒にタブレットを見ながらチームを引っ張っている姿も素敵です。 もう1人挙げるとしたら、ベーブ・ルース選手です。時代は違いますが、大谷選手もルース選手のように歴史を作っていく選手だと思います。毎年どんなふうに記録を塗り替えていくのかにも注目しています。 ■<大谷選手の心の支え> ――多くの選手に頼られる存在の大谷選手ですが、そんな彼の心の支えになっているのはどんな方だと思いますか? 黒見:まずは水原一平さん。通訳としての役割はもちろんですが、大谷選手のコンディションを整える上でも、かなり支えになっている大事な方だと思います。また、最近では愛犬も重要な存在だと思います。昔から、お姉さんが買ってくれた犬のぬいぐるみを大切にしているなど、度々犬好きであるエピソードを披露されていますが、これからもっと愛犬との和やかな大谷選手の姿が見られることも楽しみです。 もちろん大谷選手のご家族や地元岩手の皆さん、監督やコーチ、トレーナーさん、大谷選手の発言や様子を伝えてくださるレポーターのエリカさんや、解説者のマーク・グビザさんを始めとするメディア記者の皆さん、そしてもちろん応援してくださる心強いファンの方、全てが繋がっていると思います。ご本人はもちろんですが、周囲の協力者の方々全てが揃うことで、大谷選手が出来上がると思います。 ――大谷選手の二刀流に大きな理解のあったジョー・マドン監督も欠かせない存在ですよね。どんな印象をお持ちですか? 黒見:二刀流としてやっていくとなったとき、前例がない中、当然思うようにいかないこともあったと思います。そんな中、マドン監督の分析力によって、トンネルを脱出し、大谷選手を覚醒させた手腕は、とても印象に残っています。どんなサポートをしていたのか、とても気になります。また「スラムダンク」のTシャツを着て日本をアピールしている姿も、とてもワクワクしました。 ――大谷選手の去就はまだはっきりしていませんが、もし残留した場合、エンゼルスの新監督に就任したロン・ワシントン監督との関係性はどのようにご覧になっていますか? 黒見:優勝経験もある監督で、ポストシーズン独特の雰囲気など、大谷選手が目標としていた”勝ちの経験”をたくさん持っていらっしゃるので、豊富な経験を大谷選手やエンゼルスの選手達に伝えアドバイスして下さるのではないかと期待しています。また、ネビン前監督のように、大谷選手とダグアウト内でふざけあうなど、大谷選手や若手選手が直接相談できる、そんな雰囲気作りにも期待しています。 ■<大谷選手のファンへの粋な計らい> ――ファンとの交流も大谷選手を語る上では欠かせないと思いますが、印象に残っているエピソードはありましたか? 黒見:最近話題になった全国の小学校へ「野球やろうぜ」というワクワクする大谷選手らしいメッセージを送り、グローブを無料配布されたことはすごいことだと思います。普段ファンの皆さんの応援が、大谷選手のパワーになっているからこそ、こうした行動になったのかなと。これで、野球をもっと上手くなりたい子どもや、もう少し頑張ってみようかなと気持ちが変わる子どもが出てくることを願っています。 ブルペンの投球練習が終わった後に不意にボールをスタンドに投げ込んだり、ネクストバッターズサークルで観客の方に反応することもあったり、ファンを大切にする姿はとても素敵だなと思います。他にもダグアウトでのお茶目な姿はギャップがあって、大谷選手の野球以外の一面にハマっている方も多いと思います。また大谷選手が病院を訪れた際に、闘病して頑張っている子どもたちと一緒に遊んだり、楽しそうにお話しされていた姿も印象的です。 ――今シーズン大谷選手を追いかけ続けてきて、気づいた事やシーズン前と後で印象が変わったなと思うこと、来シーズンに期待したいことを教えてください。 黒見:来年はバッター専念ということでまずは怪我をせずに1年ゴールを迎えられること、そして怪我が順調に回復して、2025年からピッチングを無事再開できることを1番に願っています。シーズン前には、大谷選手はかなり野球にストイックなイメージがあったので、塁上やダグアウト、他のいろんな選手との関わりも知ることができて新たな魅力を発見できました。 また年々、1球ごとに立て直す力が強くなっており、特にボール球を右手のパワーに任せて上手いこと乗せる技術が進化している気がします。来年は逆方向へのホームランも2023年よりもたくさん見られることを楽しみにしたいです。