【NFL】ライオンズ戦で新人記録を打ち立てたWRナクアは“とんでもない戦士”とラムズHCマクベイ
現地14日(日)にロサンゼルス・ラムズはデトロイト・ライオンズに敗れたかもしれないが、新人ワイドレシーバー(WR)プカ・ナクアの注目度は上がり続けている。 【動画】2023年スーパーワイルドカード:12勝5敗でポストシーズンに進んだライオンズがラムズと対戦
ナクアはずば抜けたパフォーマンスを見せ、レシーブ9回で181ヤード、タッチダウン1回を記録。ラムズがワイルドカードラウンドでアップセットを決めそうになるところまで後押ししたものの、わずかに力がおよばず、24対23で試合に敗れている。
マクベイHCはナクアについて「彼はとんでもない男だ」と述べ、こう続けた。
「あなたも見たはずだ。彼は素晴らしいコンペティターだ。ビッグプレーを見せてくれるし、タックルにも強い。エッジを効かせ、勝ち、引き離すことができる。フィニッシュもできる。とんでもない戦士だ。強い男だ。彼の考え方やメンタリティをとても気に入っている。このまま謙虚であり続け、努力し続けた場合、彼は長い間、相手にとって厄介な存在になるだろう」
試合に敗れたことによる痛みはまだ和らいでいないものの、今季は、再建を図るのではなく急速に再調整を行なった若手チームが急成長を遂げたシーズンとなった。ラムズはレギュラーシーズン最後の8試合中7試合に勝利し、プレーオフ進出を決めている。
新たなプレーメーカーたちの中で中心的な存在となっているのがナクアだ。ナクアはどう見ても、すでにNFL史上最高のドラフト5巡目指名選手の1人になっていると言えよう。
レギュラーシーズンに6得点を挙げ、レシーブ数(105回)とレシーブヤード(1,486ヤード)の新人新記録を樹立したナクアは、これまでのキャリアで最高のパフォーマンスを最後に残した。
ナクアの記録更新はそれだけにとどまらず、今回の試合ではレシーブヤード(181ヤード)で、ポストシーズンゲームにおける新人記録を打ち立てている。
ナクアはクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードが記録した367パスヤードのうち49.3%を占めていただけではない。オフェンスが決めた22回のファーストダウン更新のうち6回を、キャッチあるいはパスインターフェアランスの誘発で獲得。ナクアはラムズのすべてだった。