観覧者による投票で受賞した賀川さん（左）と川戸さん＝８日、倉吉市のエースパック未来中心

　「第68回鳥取県美術展覧会（県展）」（県、県教委、新日本海新聞社主催）の展示作品の中から観覧者の投票で選ぶ「あなたが好きな作品賞」の表彰式が8日、倉吉市のエースパック未来中心で開かれ、受賞者に賞状と副賞が贈られた。 　同賞は、県展をより身近に感じるとともに関心を持ってもらおうと2019年から実施。今回出展された402作品の中から鳥取、倉吉、米子の各会場の観覧者が、気に入った作品に投票した。 　計7368票の投票があり、賀川英広さん（八頭町）の「静寂」=日本画=、川戸宏司さん（鳥取市）の「青谷高等学校・明日も充実した日となる」=洋画=、小林一行さん（智頭町）の「春の鼓動」=日本画=が受賞した。 　表彰式では、県地域社会振興部の盛田聖一部長が賞状などを手渡した。5年連続受賞の賀川さんは「風景画が中心だが、見たままではなく、感じたことも描いていきたい」と受賞を喜んだ。