「相棒」右京は問題児だった!小学生時代の過去が明らかに【ネタバレあり】
「(杉下には)借りがあるから」「明日、すべてが終わる」と意味深な言葉を本城に告げる山田。実は山田と本城は結託して、爆弾事件を起こしていた。さらに本城は城北中央署に紛れ込み、トイレに爆弾を仕掛ける。そこに訪れた右京と薫の姿を遠目に見た山田は「さすが杉下さん、ゲームを盛り上げてくれる」とほくそえみ、犯人「INVISIBLE」と名乗って「いまから自首する」とネットに書き込んだ。生配信をしながら城北中央署に乗り込み、確保される山田。彼の顔を見て驚く右京の「山田くん、君は……」という言葉に、山田は不敵な笑みを浮かべた。
事件の筋道はさっぱり見えないが、小学生時代の右京の様子は冒頭で明らかになった。チェスを始めたのは、小学校に入りたての頃で、当時、成績はトップだったが問題児だったという。「僕はそんなつもりはなかったんですがねえ……」と右京。協調性に欠け、集団行動ができないそうで、「大人のほうが話は合いましたね」「(友達は)いましたよ。本にチェス、音楽、落語、ほかにもたっくさん」と自ら語っている。ちなみに、薫も体育の成績はいつもトップだったそうで、さすが野球で大学に入っただけのことはある。 また、ファンに人気の薫と捜査一課の伊丹の絡みがいくつかあった。内村刑事部長(片桐竜次)に呼び出しを食らった右京に、「警部殿、また何かやらかしたんですか?」と嫌味ったらしく言った伊丹に、舌打ちする薫と舌打ちでかえす伊丹。また、捜査に関わるなという部長の厳命をいとも簡単に破る特命係に、「部長に言いつけてやるからな」と伊丹が言えば、「小学生か」と薫が返す。さらにその翌日にも「こら、亀! 昨日は武士の情けで見逃してやったが、今度こそ部長にチクってやる」と絡む伊丹に、「だから小学生かっての」と薫が同じ返しを繰り返す、まるで漫才のような応酬があった。「この2人にはずっと小学生みたいなやりとりしててほしい」「永遠に見ていたい」「メンタル小学生な2人」と、いい大人な小学生コンビにSNSはほっこりしていた。
次回予告には、「右京対天才爆弾魔」「究極の知能戦」「迫るタイムリミット」といったテロップが踊り、「これはゲームなんかじゃありません!」という右京の鋭い言葉が流れていた。散らばった駒がどんなふうに並び替えられ、つながり、全貌が見えるのか。事件の真相とは? 次週を楽しみに待とう。(文・早川あゆみ)