石原さとみ、主演映画出演を監督に直訴「変わりたいと思っていた」
女優・石原さとみが24日、神奈川・横浜の映画館「ローソン・ユナイテッドシネマSTYLE―Sみなとみらい」(26日オープン)のオープニングセレモニーと主演映画「ミッシング」(吉田恵輔監督、5月17日公開)の特別試写会に出席した。 2022年4月に第1子出産を発表して以降、石原にとって初の映画出演作。脚本も担当した吉田監督のオリジナル作品で、娘の失踪事件をきっかけに、様々な情報に翻弄(ほんろう)されていく母親・沙織里を演じる。石原は21年の映画「そして、バトンは渡された」(前田哲監督)で、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる母親を演じた。母役は今回が2度目だが、出産を経ての演技となった。 監督に直訴して出演がかなった今作。石原は「7年前くらいかな。変わりたいと思っていた。自分の伸びしろを信じたいと思っていた。自分にはもっとできることがあるでは、自分の知らない所に行ってみたいと思った。もっとお芝居がうまくなりたい、変わりたいなって。監督ならかなえてくれると直感で思って、直訴しました。出演が決まったときは漫画みたいに、跳びはねるように喜びました」と話した。 完成した作品に対しての感想については「匂いが伝わるような、ドキュメンタリー作品みたい。あなただけが世界の中心ではないと訴えているような感じがある。この作品は、没入したからこそ得られる光があると思う」と納得の表情を浮かべた。 最新音響技術を使用した映画館の設備に関して、石原は「本当にすばらしかった。大げさでなく感動した。音がセリフが息遣い、鼓動、感情が体で感じられる。没入観がすごい。私も仕事がなければこのまま映画を見たい」と話した。
報知新聞社