任されたのは、食器洗いや、食材を小分けにする作業、そして紙の容器やカップにスタンプを押す作業です。 アマテラス珈琲 水野優花さん「使われたグラスとかが返却口に返ってきているので、それを取ってきて、洗っていただきます」 初めてでも出来るような簡単な作業が中心で、少し経つと手際よく働くことができました。こちらの店の時給は960円。4時間働くと3840円の報酬となります。 水野さん「ちょうど慣れてきてうまく回り始めたぐらいで、もう4時ですね」 坂本アナ「もう上がりの時間!でもそれがスキマバイトっていうことなんですよね」 ■一方課題も…5割以上が「トラブルに遭った」 便利なスキマバイトですが、実態調査ではこんなデータもあります。 スキマバイトに関する実態調査では「勤務先でトラブルに遭ったことがあるか」という質問に5割以上（51.4％）が「ある」と回答しました。 具体的に遭遇したトラブルとしては、下記のようなものがあります。 ▼仕事内容が事前に聞いていた内容と異なる（52.0％） ▼パワハラやモラハラなどが横行（15.6％） ▼勤務中のけがや事故が労災認定されなかった（12.8％） （『KiteRa』調べ） ■働き手と企業 それぞれが感じたミスマッチ 「面接なし」「一日限り、短時間かぎり」という働き方には、他にも様々な課題があるようです。 例えばスキマバイトで働いたことがある大学生の中には、次のような体験をしたと話す人もいました。 大学生「冷たくあしらわれるみたいな。目を合わせなかったり」 「イベントみたいなのがあって、（仕事内容を）詳しく知らないのにタイミーだけで任されて困ったことはありました」 一方で、企業側にも懸念があります。熊本県内の企業に話を聞くと、 ▼ラーメン店「受け答えが出来ない人もいてお客さんとコミュニケーションが取れず迷惑がかかった」 ▼物流会社「勤務時間を守らずに途中で帰ってしまった人がいた」 など、ミスマッチを感じるケースがあるようです。

タイミーは企業と働き手とで相互評価制度を取り入れて対策を進めています。 働く側も企業側も、双方が安心して利用できる環境が望まれます。