【宮島ボート・GⅡMB大賞】坪井康晴 冷静にV獲りへ
<13日・宮島ボート・5日目> 波乱の流れは引き継がなかった。準優11Rを1号艇で登場した坪井康晴は、コンマ01の究極のタイミングでスリットを駆け抜けると、同じく01のSを放った末永由楽を的確に封じて先マイ。前の10Rではインの原田幸哉が敗れるなど1号艇受難の雰囲気が漂い始めたが、その流れも完全にシャットアウト。早々に独走態勢を築いた。 今節相棒となる18号機も優出へ大きく後押しした。「前検で比較は分からなかったけど、1人でボートを下ろしてターンは悪くなかった」と序盤から好感触。「全体的にバランスが取れていい足だと思う。舟の向きもいいですね」と優勝戦へ向けても軽快な動きはキープしている。 準優ではドッキリとなったSも「向かい風も追い風も経験できたので大丈夫だと思う」と抜かりはない。「2コースでも十分チャンスはある足だと思う。宮島は相性がいいし、落ち着いてレースをするだけ」。最後もどっしりと構えて冷静にVをつかみに行く。