自民党都議有志が百条委員会設置呼びかけ(全文1)自民党、反対意思全くない
きょう呼びかけの結果、自民党総会執行部ではどのような受け止めがあり、どのような話があったのか
朝日新聞:朝日新聞のノムラと申します。野村先生、きょうその呼びかけをした結果、自民党総会執行部のほうではどういう受け止めがあって、どういう話があったのか。 野村:執行部は私どものお話を受け止めていただきましたが、現状の特別委員会を主体とした今後の参考人招致等々、それに関するお考えを改めて承りましたが、やはり百条委員会設置について、自民党の顧問、相談役、あるいは執行部において設置について反対という意思は全くないと、そういう表明をいただいております。これは会派全員で将来の設置について決めることであり、特に執行部中心で方針をお出しいただくわけで、よりこのことについてきょう私が踏み込んだ答えは申し上げられませんが、いずれ私どもの呼びかけに応じて多くの同志が結集すると、そういう手応えは感じましたので、いずれ近い将来、執行部においてご決定なさることと思います。 舟坂:どなたかご質問、はい、どうぞ。 テレビ朝日:テレビ朝日のイシダと申します。それぞれどういう思いでこの呼びかけに参加されたか、お言葉いただけますでしょうか。 野村:皆さんもご承知のとおり、地方自治法百条による百条委員会というものが執行機関の事務に関する調査機能を付与され、非常に強い権限を持っております。今の議会の状況から、やはり議会の権能を限界ぎりぎりまで発揮すべき時期に来たと、そういう判断できょう総会で発言をさせていただきました。 テレビ朝日:ほかの方もそれぞれ。 舟坂:はい、どうぞ。 きたしろ:私の個人的な感覚は、経歴が元警視庁警察官でございますので、不正があってはだめだと、これはやはり正すべきであるというような思いでございます。そして、強制力のある百条委員会がスピード感を持って結果を出すことこそが、都民に対する負託に応える私の使命だと、そのように感じたからです。 立石:私のもくろみでは、20名は超える都議会自民党の中に同志がおられると確認をいたしております。きょう9名の方が参加していただきましたけれども、さらに、ここに来る間に野村会長に先ほどの野島善司さん、そして三宅茂樹さんお二人が加わったと、このままいくと雪崩現象のように20名を超す、そういう勢いで私は感じました。 野村:皆さん誤解のないように改めて私から申し上げますけれども、現在11名、また立石先生から今、20名という数字が出ましたが、私ども決して分派活動をしようという意思は全くございません。会派の意思統一をして百条委員会を設置する、これを最終目的に考えております。 舟坂:どなたか質問ございますか。 近藤:それでは、私からも一言ご説明申し上げたいと思います。先ほどの心構えでございますけれども、私もその特別委員会とは違った立場で百条委員会を設置することによって、通常の委員会では持たない強権を持つわけでございますので、そういう意味では、都民の皆さんの今持たれていらっしゃる疑義について払拭するのには、この百条委員会を設置をしてきちっと都民の皆さんの疑惑にお応えができるということが、まずはこの時期大切なんだと思いましたので、私も賛同させていただきました。 舟坂:どなたか質問ございますか。 ほっち:私からは、今回の設置について、特別委員会でもいろいろと今議論をされています。しかし、その中で時間というものの限りがあり、また真相究明をやはり都民の皆さんも、どうなっているんだという疑問については早く解決するべきだという中でいけば、やはり今回このようなことをする百条委員会の設置というものが必要ではないかという思いの中で、私は今回このような呼びかけ人になりました。 舟坂:私は今の流れを見ていると、ちょっと議会軽視があるんじゃないのかなという気がいたしております。私たちは議会人ですから、議会で発言をさせていただく、議会で問題を整理していく、そのような形を進めていかなきゃいけないなというふうに思っているのが一つ。それからもう一つは、スピード感を持って対処しなければいけない。そのためにも百条委員会は必要だなということで、皆様に呼びかけさせていただいた次第です。 あと何か、皆さん質問等ございましたらお願いいたします。