サトイモ?タケノコ? 水族館に持ち込まれた「謎の大きい生き物」その正体は 専門家が特定
「本日、謎の大きい生き物が持ち込まれました」。鳥取の水族館が先日、Xに投稿した「謎の生き物」が話題になりました。一見、サトイモやタケノコに見えるような…。水族館に正体を聞いてみました。 【画像】まるで大きいサトイモ…?かにっこ館に持ち込まれた謎の生き物の正体
コメントには様々な予想が
先日、鳥取市にあるミニ水族館「とっとり賀露かにっこ館」のXの投稿が話題になりました。 「本日、謎の大きい生き物が持ち込まれました。これは・・・なんでしょうか・・・?」との文言と、白い謎の生き物とみられる写真が投稿されています。 この投稿に、「大きいサトイモかと…」「タケノコですねぇ」「エイリアンの卵です。この前食べました」「野獣の歯」などと様々な予想がコメントとして飛び交いました。 さて、これは一体なんだったのでしょうか。かにっこ館に聞いてみました。
専門家が正体を特定
この謎の生き物は「近くの漁協の関係者から、『これは何かわかりますか?』と手押し台車に乗せた状態で持ち込まれました」とかにっこ館の担当者。漁師が網に引っかかったものを漁協に持ち込み、その関係者が水族館まで持ってきたようです。 持ち込まれたのは3体で、一番大きいもので長さ46cmで重さ5.8kg、小さいもので36cm、3.6kg。手触りは硬く、「確かに皮をむいたサトイモのような見た目でした」と担当者は話します。 正体がわからなかったため、水産分野が専門の鳥取県職員に写真を送って見てもらったり、ネット上で情報を呼びかけたりしていたそうですが、発見された2日後、ようやくその正体が明らかになりました。 専門家に見てもらったところ、この謎の生き物はホヤの一種である「ボウズボヤ」と判明したそうです。 かにっこ館ではこの機会に、19日からこのボウズボヤの展示を始めたということ。担当者は「展示したことのない珍しい生き物なので、来られる際にはぜひ実物を見てほしいです」と話しています。