【これが令和の最新カバー撃ちロッド!】痒い所に手が届くカバーゲームの守護神的ロッド『ヴァリアントWSC-ST69MH/TZ(レジットデザイン)』 爆誕!
レジットデザインのハイエンドシリーズであるヴァリアントに、新たにWSC-ST69MH/TZが仲間入りした。このアイテムの特徴や使いどころを、開発を担当した江尻悠真さんに解説してもらった。 【画像】カバー撃ちなら任せろ!《WSC-ST69MH/TZ》のスペックと価格
今最も勢いに乗るレジッター!
江尻悠真(えじり・ゆうま)/東京都出身・在住。霞ヶ浦水系をホームに、トップカテゴリーのトーナメントシーンで活躍。2022年トップ50北浦戦優勝、THE WILD CARD霞ヶ浦戦優勝など輝かしい戦績を誇り、今波に乗っているアングラーのひとり。2023年にレジットデザインのスタッフに加入。
軽いシンカーのカバー撃ちならこのロッドで決まり!/ワイルドサイド ヴァリアントWSC-ST69MH/TZ (レジットデザイン)
――ヴァリアントWSC-ST69MH/TZの開発を担当した江尻悠真さん。このモデルを作るきっかけなどはあったのでしょうか? 江尻「レジットデザインにお世話になった最初のころに、69レングスでパワーはMH、それでソリッドティップという竿が欲しいというのを鬼形さんに伝えてました。それで、竿のイメージを伝えて、サンプルを作ってもらってテストを繰り返し、製品化に至ったという感じですね。用途としては、そこまで重くないものをカバーに入れて、魚をしっかり掛けて取り込みたいというもの。似た用途では、レジットデザインでいうとヴァリアントのWSC-65ML/TZやWSC-70MH/TZがあります。 でも、WSC-65ML/TZではパワーが足りない、WSC-70MH/TZではちょっと強すぎるといった、その2本ではやりにくい釣りもあったりするんで、その中間を目指したような感じですね」 ――このちょうどいいところの番手がレジットデザインにはなかったんですね。 江尻「実は、ワイルドサイドにWSC-ST66MHというロッドがあって、これはかなりイメージに近いロッドでした。実際、カバーロッドとしてけっこう気に入って使ってます。これは、高比重ノーシンカーのボトムジャーク用の竿なので、カバーをやるにはテーパーがマイルドだなと感じる場面もありました。なので、もっとカバー用として特化させた番手が欲しかったんです。それで、WSC-ST69MH/TZが目指したのは、3.5~5gシンカーのテキサスやリーダーレスダウンショット、コンパクトなカバージグに3inハーフくらいのワームをセットしたものを、カバーに入れて食わせていくという釣りに特化したものです」 ――こういった釣りになってくると、現在のバスフィッシングシーンではソリッドティップは欠かせないと。 江尻「そうですね、カバーの中でのバイトは不明瞭になりやすく、違和感のようなバイトも多い。そういった手に伝わらないバイトを、ティップが入ってくれることで感じさせてくれる。この竿なら、普通のチューブラーでは取りこぼしていたバイトも取れるようになりますよ。レングスは6ft9in。66や67のほうが取り回しも良くて操作性は上がるんですが、長いほうがカバーを上からバスを抜いたりすることもできるんで、この長さにしました。この1~2inの差でだいぶ変わってくるんですよね」 テストは霞ヶ浦水系以外にも、河口湖、琵琶湖、遠賀川と各地のフィールドで行われた。