北陸放送

国内外の被災地や事故現場などで踊りを披露してきた日本最高齢の大道芸人、ギリヤーク尼ヶ崎さんが、16日、輪島市の朝市通りを訪れ地震で亡くなった人たちに鎮魂の祈りを捧げました。 【写真を見る】日本最高齢93歳の大道芸人・ギリヤーク尼ヶ崎さん　輪島朝市で鎮魂の踊り 曲に合わせ、日本人の情念を表現するギリヤーク尼ヶ崎さん93歳。 ギリヤーク尼ヶ崎さんは38歳で津軽三味線の音色に合わせた創作舞踊を始め、2024年で芸歴55年を迎えます。 これまでに阪神淡路大震災やアメリカ同時多発テロ、東日本大震災など多くの命が失われた場所を訪れ、踊りを捧げてきました。 ギリヤーク尼ヶ崎さん「日本国民の亡くなった人はもちろん、世界の今、不幸ないくさに巻き込まれている人たちの魂も含めて精魂込めてうたわせてもらいます」 病気で体が思うように動かなくなりながらも、地震で亡くなった人に全身で祈りを捧げます。 踊りの後、ギリヤーク尼ヶ崎さんは、念仏を唱え静かに花を供えていました。