デンソー製燃料ポンプ載せた車がエンストで停車 追突された82歳の男性死亡 デンソーがコメント「ご心配とご迷惑をおかけしておりますことをお詫び」【全文】
自動車部品大手デンソーの燃料ポンプに不具合があり、リコールが相次いでいる問題で、この燃料ポンプを載せた軽乗用車のエンジンが止まり、後続車に追突されて80代の男性が死亡する事故が起きていたことがわかりました。 【写真を見る】デンソー製燃料ポンプ載せた車がエンストで停車 追突された82歳の男性死亡 デンソーがコメント「ご心配とご迷惑をおかけしておりますことをお詫び」【全文】 ことし7月、鳥取市内のトンネル内で50代の男性が運転していた軽乗用車のエンジンが止まり道路脇に停車したところ、後続車が追突して後部座席に乗っていた82歳の男性が死亡しました。 追突されたのは、デンソー製の燃料ポンプを載せたホンダの軽乗用車で、リコールの対象ではありませんでしたが、解析の結果、エンジンが止まったのは燃料ポンプの不具合が原因だったということです。 不具合に関連して死亡事故が明らかになるのは初めてで、ホンダは追加でリコールを届け出ています。 デンソー製の燃料ポンプについては、走行中にエンジンが止まるおそれがあるとして、これまでにホンダなど8社が19回にわたってリコールを届け出ています。 デンソーは13日夕方、次のようにコメントを出しました。 【デンソーからのニュースリリース】当社製燃料ポンプに関する対応について 2020年3月より、各カーメーカー様から届け出されております当社製燃料ポンプに関するリコールにつきまして、カーユーザーの皆様、ならびにカーメーカー様にご心配・ご迷惑をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。 事故で亡くなられた被害者の方およびご遺族に深い哀悼の意を表します。また、負傷された被害者の方およびご家族に心よりお見舞い申し上げます。 リコールの対象となっております燃料ポンプの不具合は、燃料ポンプを構成する部品の1つであるインペラにおいて、樹脂密度の低いものが燃料によって変形し、作動不良に繋がることが判明しています。そして、日本国内において約380万台のリコール届出が出されており、不具合に対する対策をカーメーカー様と共に実施してまいりました。 リコールが拡大した経緯としまして、不具合原因の継続調査を進めていく中で、燃料ポンプの実際の作動不良の発生には条件が複雑に絡んでいることが判明してまいりました。燃料ポンプの製造から車両に組付けするまでの期間やその環境の影響、市場不具合の状況などの調査結果も確認しながら、カーメーカー様と連携して対応を進めております。 今後も引き続き、カーメーカー様のリコールに迅速に対応するため、最善の努力を続けてまいります。 改めまして、多くの皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。お客様の安心・安全を第一に考え、今後も引き続き、各カーメーカー様と連携しながら、真摯に誠実に対応してまいります。
CBCテレビ
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