逆さ合掌浮かぶ 南砺・菅沼
南砺市の世界遺産・菅沼合掌造り集落で25日、ライトアップが行われ、水田に茅葺き屋根の合掌家屋が映る「逆さ合掌」の幻想的な光景が広がった。 上平地域の住民でつくる「四季の五箇山実行委員会」が主催した。午後7時に越中五箇山民謡保存会の6人が、輪島市とゆかりのある五箇山麦屋節やお小夜節を踊り、能登半島地震復興を願った。12軒の合掌家屋がライトアップされ、土産物店や飲食店も営業した。国内外の観光客が撮影や散策を楽しんだ。 水田は21日にコシヒカリの苗が植えられ、そよ風に苗と逆さ合掌が揺らいだ。6月1日も日没から午後8時半までライトアップされ、同7時から民謡が披露される。