トラックを愛するからこそ「ちょい足し」したい! トラッカー御用達の「ド定番アイテム」5つ
ナットカバーで個性を主張!
日本の物流を支えているトラック。その陰には、過酷な労働環境下で日々奮闘しているトラックドライバーが大勢いるのだ。彼らはトラックを愛し、さらに快適性・オリジナル性を追求するため、純正にはないさまざまなパーツを取り付けて楽しんでいる。そんなトラッカー御用達ともいえる、「ド定番のトラックアクセサリー」の厳選5アイテムを紹介しよう。 【写真】オシャレは足元から!? トラック用ホイールナットカバーとは 人気のアクセサリーに共通しているのは、なんといっても「手軽さ」だ。それには2つの意味があって、1つは購入しやすい価格帯であること。もう1つは取り付けがしやすいことである。さらに、トラックドライバーならではのこだわりとして「個性の発揮」ができることも重要だ。 これらの条件を満たしているのがメッキ加工の外装パーツで、なかでもゴールドメッキ加工の「ナットカバー」はトラックドライバーなら誰もが手に入れたいと思うアイテムだ。タイヤホイールナットに被せるだけでよく、タイヤや鉄ホイールといった地味なパーツを引き立てる効果を発揮する。 同じメッキ加工のカバー類でも、「ミラーカバー」はシルバーメッキ加工になっていて、純正サイドミラーなどの背面に装着する。遠くからでもよく目立つので装着率が高い。そのため、ワイパーやドアガーニッシュなど他の部位にも同様のアイテムが多数存在しており、コンプリートを狙うトラックドライバーも少なくない。
ハンドルカバーも重要なアイテム
外装パーツとしてはずせないのは「泥除け」だ。これは、もともと後輪後部といった目立たない場所にある機能パーツであるが、これをカラフルなアフターパーツに取り換えることで、トラック背後からの景色が一変する。定番は光沢のあるウレタン入りだが、ステンレスの鏡面がついたものにも人気がある。カラーやステッチを選択することで、トラックドライバーの個性が発揮できるアイテムだ。 外装パーツは他人に見せる(目立つ)ことを重視した部分も多いが、内装パーツはトラックドライバー自身が楽しめることも重要だ。トラックの職業運転手は長時間にわたって運転することが多く、それはすなわち車内(キャビン)で過ごす時間が長いということだ。ゆえに、内装パーツには快適性や嗜好性が強く求められるのである。 運転をするときにキャビン内でもっとも手にするパーツはステアリング(ハンドル)なので、「ハンドルカバー」は重要なアイテムとされている。人によって好みには差があるものの、フィット感や操作性を重視するトラックドライバーが多い。そのため、太巻きタイプでステッチの入っているものに人気があるようだ。カラーバリエーションが広くて模様入りのものもあり、取り換えが簡単なので、複数所持して気分で交換するといった楽しみ方をしているトラックドライバーもいる。当シリーズで、シフトカバーやアシストグリップ用のカバーなどがあり、コーディネートを楽しむこともできる。 キャビン内グッズとしてはずせないのが、「水中花シフトノブ」だろう。これは、70年代ごろに乗用車でも一世を風靡したアイテムだ。六角レンチやドライバーといった簡単な工具で、誰もが交換可能なお手軽パーツである。種類が多いので個人の好みに合わせやすく、見た目の可愛さが癒しを与えてくれるから、職業ドライバーに根強い人気があるのも頷ける。 こういったトラックパーツのひとつひとつはたわいもないものかもしれないが、いろいろ組み合わせることで個性の発揮や機能性向上につながり、それを趣味とする同好の士も増えてきた。現代は個性が尊重されて、趣味嗜好の強いマニアックな考え方が脚光を浴びる時代なってきているから、今後はさらに多彩なトラックパーツが世に出るようになるだろう。
トラック魂編集部