「とても良いシーズンだった」元全仏女王オスタペンコが復調の兆しを見せた2023年を総括 !「私にとっては勝利だけが成果なの」<SMASH>
女子テニス世界ランキング13位のエレナ・オスタペンコ(ラトビア/26歳)がウクライナメディアの『LSM.lv』のインタビューに登場。そのなかで2023年シーズンを振り返り、来シーズンに向けて目標を語った。 【画像】オスタペンコはじめ全米オープン2023で存在感を放つ女子トップ選手の厳選ショットを一挙公開! パワフルなストロークを武器に、躍動感溢れるプレーでファンを魅了するオスタペンコ。2017年の全仏オープンでは20歳にしてノーシードから優勝を飾るなど、若くから才能を開花させ女子テニス界で存在感を放ってきた。とはいえ、全仏以降は苦闘の日々を送り、再びグランドスラム(四大大会)決勝の舞台に立つことはできていない。 しかし2023年は徐々に復調の兆しを見せた。ツアー大会では6月の「ロスシー・クラシック」(WTA250/芝コート)で優勝を果たし、グランドスラムでは全豪オープンと全米オープンでベスト8に進出。このほどインタビューに応じたオスタペンコは、「全体的にとても良いシーズンだった」と総括した。 「ツアー大会で優勝し、トップ15でシーズンを終えることができた。2つのグランドスラムでもベスト8に進出にできてとてもうれしい。 私にとっては勝利だけが成果なの。今の私たち(チーム)ならトップ10に戻れると思う。だから、もう一度グランドスラムで優勝できるように努力していきたい」 また、もっとも印象に残った試合について問われた26歳は、全米オープン4回戦のイガ・シフィオンテク(ポーランド/同1位)戦を挙げた。 過去3戦全勝と相性の良い相手に3-6、6-3、6-1で勝利した試合を「何度も対戦して勝っているので、彼女にとっては私と対戦するのは精神的に難しいことだとだったと思う」と回顧し、次のようにコメント。 「彼女は主導権を握ることを好み攻撃的なプレーをしようとするが、私は彼女よりもっと積極的に展開しようと心掛けた。 第1セットは落としてしまったが、それでも自分のプレーをし続けた。それが勝てた要因だと思う」 なお現時点でオスタペンコは、全豪オープンの前哨戦である「ブリスベン国際」(12月31日~1月7日/オーストラリア・ブリスベン/WTA500)で新シーズンをスタートさせる予定だ。持ち前のアグレッシブなプレーで、再びグランドスラム決勝の舞台に立てるよう今後の活躍に期待したい。 構成●スマッシュ編集部