<119年越しの夢・’24センバツ耐久>コーチ紹介 /和歌山
◇年近いゆえ頼れる存在 小松優斗コーチ(23) 大阪府阪南市出身で、中学時代に所属した硬式野球チームの監督に勧められ箕島に進学した。捕手として活躍し、大阪体育大でも硬式野球部でプレーした。耐久では体育科講師として勤務する新卒1年目のコーチで、選手たちと年齢が近いゆえに頼れる存在だ。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 捕手には「投手に対して言うときは言わなあかん」とアドバイス。「選手としては行けなかった甲子園に『指導者としては一度は』と思ったが、こんなに早くかなうとは」と喜んでいる。 ◇母校のため励む消防士 吉川(きっかわ)克樹コーチ(29) 湯浅広川消防組合消防本部に所属する現役消防士。耐久の選手時代は、3年夏の選手権和歌山大会でベスト8に入った。当時有田中央高を率いていた井原正善監督と再会した縁で、5年前から耐久の練習を手伝い始めた。 ボランティアで、非番の日に休み返上で指導に当たっている。関西外大卒業後に住宅の営業マンとして3年間働いた後、憧れだった消防士になった。「(昨秋の)県2次予選で勝ち進んだ時がちょうど誕生日で、優勝が何よりうれしかった」