ドローン操縦、苦労しながら着陸挑戦 小学生が26ブースで職業体験
小学生を対象にした職業体験イベント「かめキッズフェス」がこのほど、京都府亀岡市余部町のガレリアかめおかで開かれた。子どもたちは気になる体験ブースを回り、普段は触れない機材を動かしたり、細かな作業を教えてもらったりして仕事の楽しさや難しさを感じていた。 亀岡商工会議所青年部が2013年度に初めて開き、今回で10回目。これまで「かめザニア」の名前で親しまれたが、職業体験施設「キッザニア」から「ザニア」の使用停止を求められたため改称した。 すし職人や大工、美容師、ネイリスト、カメラマンら市内の事業者を中心に26ブースを用意。1人で数カ所回る子どもも多く、延べ千人近くが体験した。 ドローンのパイロット体験では、操縦器の2本のスティックで自在に動かす方法を教わった。パソコン上での模擬飛行の後、実際にドローンを飛ばすと、壁に衝突したり、急降下したりした。子どもたちは苦労しながらも、目標地点への着陸に挑戦していた。 同市に祖母が暮らす奈良市の小学4年の男子児童(9)は、空撮や編隊飛行ショーに使われるドローンに興味をもって参加したといい、「真っすぐ動かすのが難しかった」と話した。