岡田監督に“アピール失敗”…阪神、1軍でチャンスを掴めなかった選手(6)タイガースが誇る“有望株”だが
プロ野球の世界では、一軍への生き残りをかけて激しい競争が繰り広げられている。ファームでは好成績を残していても、上で目立った活躍ができなければ、二軍再降格が命じられることとなる。ここでは、今季一軍での出場機会を得るも、チャンスを掴めなかった阪神タイガースの選手を紹介したい。(※今季成績は9月25日時点)
門別啓人
・投打:左投左打 ・身長/体重:183cm/86kg ・生年月日:2004年7月10日 ・経歴:東海大札幌高 ・ドラフト:2022年ドラフト2位 高卒2年目の今季は、救援で開幕一軍スタートを切った門別啓人。その後、先発登板のチャンスを2度得たが、いずれも敗戦投手となり、登板翌日に二軍降格となった。 東海大札幌高では、3年春に1試合20奪三振を記録。最速150キロの本格派左腕として高い評価を得て、2022年ドラフト2位で阪神タイガースに入団した。 高卒1年目の昨季はファームで実戦を重ね、12試合の登坂で2勝2敗2セーブ、防御率2.78の好成績をマーク。シーズン終盤には一軍デビューを果たし、2試合に登坂した。 今季は岡田彰布監督から大きな期待が寄せられ、開幕一軍入り。3試合にリリーフ登板した後、5月3日の巨人戦に先発マウンドに上がったが、3回6失点でノックアウト。 その後は二軍調整を経て、8月24日の広島戦で久しぶりの一軍マウンドに上がったが、5回2失点で黒星を喫した。 一方、ファームでは14試合登板(13先発)で4勝4敗、防御率3.33とまずまずの数字を残しており、3度目の先発チャンスをうかがっている。
ベースボールチャンネル編集部