復活!チロルの森にぎわう 長野県塩尻市で夏季限定営業始まる
長野県塩尻市北小野のテーマパーク・チロルの森が27日、期間限定の夏季トライアル営業を始めた。令和2年に閉園して以来の営業で、かつて訪れた家族連れが「復活」を喜んで再訪するなど、天候に恵まれて多くの人でにぎわった。トライアル営業は9月1日まで。 アルパカ、ヤギなどの動物の見学や餌やり、そりで芝を滑る遊びやエアー遊具、動物たちの人形「シルバニアファミリー」の部屋、レストランやピザ工房など、広大な園内で多彩な企画を催している。 午前10時の営業開始前には100人近くが並び、懐かしい施設との"再会"を喜びながら思い思いに楽しんでいた。 松本市神林の菅野中学校1年は「また営業してくれてうれしい。夏休み中にまた来たい」と声を弾ませた。父の光矢さん(36)は「こんなに近くに家族で楽しめる施設があるのは良い」と魅力を再確認。上伊那郡中川村から来た中学校1年生の2人は同施設の「熱狂的なファン」だといい、「やっぱり良い所」、「いつかは本格的に再開してほしい」と話していた。 運営会社・ワールドインテックの山本尚人・チロルの森開設準備室課長は、久々に来園者を迎えた園内を見渡し「テーマパークにお客さまが入っている光景は良いですね」と感無量の様子。「期間限定営業の最後まで全力で駆け抜け、完全再開につなげたい」と意気込んでいた。 午前10時~午後5時で、火曜定休(8月13日は営業)。中学生以上800円、子供400円。問い合わせはチロルの森(電話0263・88・9034)へ。
市民タイムス