ノーマルでもイケてるのはデザインの賜物! ノスタルジック2デイズで発見したやっぱり凄かったハチマル車4台
日本が誇る名車が集結!
2月17日、18日にパシフィコ横浜で開催された「ノスタルジック2デイズ」。日本最大級のクラシックモーターショーとして、希少なクラシックカーやスポーティなカスタマイズカーが数多く展示されます。今回はちょっと視点をズラし、あえてノーマルなハチマル車4台をピックアップして紹介したいと思います。では、さっそく始めましょう! 【画像ギャラリー】いま見てもかっこよさは健在なハチマル旧車たち いまでも輝き続ける巨匠の近未来スタイリング 最初は、ISUZU SPORTSのブースで見つけた初代ピアッツァです。今回、会場入り口に展示されていた117クーペの後継として、再びジウジアーロが手腕を振るった近未来的クーペであり、もちろんいま見てもまったく古さを感じさせないスタイルです。 展示車は、人気のイルムシャーやロータスバージョンではなく、素の5速MTターボという渋いグレード。しかも、初期型に設定されていたという、少し暗めのレッドのボディカラーがその渋さを後押ししています。現在進行中のレストアは徹底されたもので、完成時の値札は最低でも400万円を下らないとか! メーカーのデザイン部署が充実した現在は、外部工房へデザインを依頼することはほとんどありません。しかし、こうしてピアッツァのように普遍的なスタイリングを見てしまうと、「じつはいまこそ社外の知見を借りるべきでは?」なんて思ってしまいます。 メーカー系ディーラーが手がける安心のレストア 2台目は、ネッツトヨタ富山ブースから「鬼クラ」の愛称で親しまれた6代目クラウンです。しかも、この代まで設定された超希少な2ドアハードトップボディにビックリ! 同社では創業40周年の2008年から独自のレストア事業を開始し、これまでパプリカやチェイサーなどのトヨタ車を始め、カルマンギアやポルシェなど輸入車のレストアも手がけています。メーカー系ディーラーとしての信頼は厚いようで、レストアの依頼は県内に止まらず、このクラウンのオーナーも鹿児島在住とか。 パキッとした直線的スタイルは、先代までのクラシカルボディと、「いつかはクラウン」で大ヒットした7代目の現代的スタイルとの間を橋渡しする重要な佇まい。このいかにも80年代初頭な端正さは、じつはいまこそ再評価されるべきかもしれません。