日本代表、シリア戦へ広島合宿スタート FW前田大然がシュートは「あまり練習しない」と語る理由
日本代表は8日、2026年アジア2次予選最終戦のシリア戦(11日・エディオンピースウイング広島)に向けた練習を広島市内でスタートした。6日のミャンマー戦から7日に帰国し、この日の午前に広島入り。タフな移動スケジュールの中、この日はコンディション面を考慮した調整となった。 ミャンマー戦で45分以上プレーした選手は軽めの調整にとどめ、また久保建英、長友佑都も大部分が別メニュー調整に。他のメンバーは、アップ後にポゼッション練習、シュート練習、ゲーム形式に取り組んだ。右左両足のシチュエーションで行われたシュート練習では、FW上田綺世が強烈なシュートを放ち、DF冨安健洋は正確なキックを見せるなど、各々が感覚を確認するかのように足を振った。約2000人のファンが訪れ、選手達のゴールシーンに歓声をあげた。 そんなシュート練習で好調ぶりを発揮したのが、FW前田大然。ミャンマー戦ではスピード、運動量を生かし、ウイングバックで出場。この日は左右両足でコースを突いたシュートを連発した。しかし本人はシュートについて「あまり練習しない。たぶんした方がいいと思うんですけど」と驚きの発言。その理由について「もも裏(の筋肉)とかが張りやすくなるので。うまく怪我をしないようにやっています」と明かした。 爆発的なスピードが特徴だが、そのため体への負担も大きいのか、FWとしては珍しくシュート練習は制限しているという。その中でも「チーム(セルティック)ではゲームが結構多いので、その中でしっかりと決めていくのが大事になる」。試合形式の中でシュート精度を高める意識を徹底し、決定力のアップに取り組んでいる様子だった。
報知新聞社