MBSニュース

大阪市立総合医療センターで「紛失した」とされていた筋弛緩薬（ロクロニウム）が見つかったことがわかりました。市は「市民の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。」としています。 大阪市によりますと、筋弛緩薬25ミリグラム1瓶の所在が判明したのは、きのう18日午後5時で、場所も大阪市立総合医療センターの中でした。 病院の決まりでは、筋弛緩薬はおおもとの鍵付き金庫に保管され、手術の前日に患者ごとに必要な量を別の金庫にセットしておき、当日に出して使用します。 今回、「患者Aさん」に、筋弛緩薬50ミリグラム3瓶＋25ミリグラム1瓶の計4瓶をセットするべきところ、50ミリグラム3瓶しかセットしていませんでした。残り1瓶は、別の「患者Bさん」に余分にセットしていました。 そのため「患者Aさん」の側では返却の際、1瓶足りないということになっていました。 いっぽう誤ってセットされた「患者Bさん」の瓶は使用されず、おおもとの金庫に返却されていました。それに気づかず、1瓶を紛失したと誤認していたということです。 大阪市は、「本来するべき手順はすべて行っていたが、見落としが重なってしまった」とし、「市民の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。」としています。