清水美砂「5億ドルで売られていたのですが…」歴史的芸術品を間近で観賞した思い出
フリーアナウンサーの唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「NOEVIR Color of Life」(毎週土曜9:00~9:30)。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。 今回のゲストは、巨匠・倉本聰の最新映画「海の沈黙」に出演する俳優の清水美砂さん。倉本作品の魅力などについて語ってくれました。
1970年生まれ、東京都出身の清水美砂さん。1987年に映画「湘南爆走族」でデビュー。1989年に連続テレビ小説「青春家族」で、いしだあゆみさんとのダブル主演をつとめて注目を集めます。その後、周防正行監督の映画「シコふんじゃった。」、今村昌平監督の映画「うなぎ」、大河ドラマ「徳川慶喜」などに出演。映画からドラマまで幅広い役柄を演じます。1998年の結婚後は、海外生活を送りながら日本での活動を続け、2022年の帰国後、精力的に活動を再開。現在、清水さんが出演する映画「海の沈黙」が公開中です。 <映画「海の沈黙」とは?> 「前略おふくろ様」「北の国から」など数々の名作を手がけてきた巨匠・倉本聰が長年にわたって構想した物語を映画化。「沈まぬ太陽」「Fukushima 50」の若松節朗監督がメガホンをとり、本木雅弘さん、小泉今日子さん、中井貴一さん、石坂浩二さん、仲村トオルさん、清水美砂さんら豪華キャストが集結。 唐橋:倉本作品ならではと感じることはありますか? 清水:吐息というか、倉本先生の作品には“時間の流れ”が浮かんでくるというか、与えてくれるんですよね。あと、喋っていないときの鼓動が伝わってきて、作品に“生きている感じ”があります。倉本先生の作品で、高倉健さんが出演された映画「駅 STATION」(1981年)が大好きで、観た瞬間「こういう作品に出られるような女優になりたい」と力強く思いました。 唐橋:「海の沈黙」には美しさとは何か、そして芸術的価値といったテーマが含まれております。清水さんは、アートはお好きですか? 清水:好きですが、本物(の作品)は持っていないので持ってみたい(笑)。 唐橋:本物に触れる機会というのは? 清水:一度ありました。フランスで、たまたまルーブルの美術作品の販売を生で見られる機会がありました。私はブリューゲルの「バベルの塔」という作品が好きで、それが売っていたのですが5億ドルで(笑)。間近で見ることができて「欲しい!」とは思ったのですが、買えるわけがないし(笑)。あのときは貴重な機会で、ピカソだったり、いろいろな作品が売っていたんですよ。 唐橋:ご主人にお願いしました(笑)? 清水:主人も一緒にいたので欲しいと言ったら「それぐらいになるまで頑張ろう」と言われて。それで終わってしまったのですが、それはそうですよね(笑)。 唐橋:おふたりで美術館に行かれることもあるんですね。 清水:そうですね。あとは科学博物館に家族とよく行きます。 唐橋:科学博物館、楽しいですよね。 清水:本当に。上野の博物館に蠟人形があるのですが、それが本当にすごいんですよ。血管までも浮き出て本物みたいなの。 唐橋:ご家族でそういった施設を楽しまれるのっていいですね。 (TOKYO FM「NOEVIR Color of Life」放送より)