県土木部職員の不祥事 再発防止に向け緊急会議(福島)
福島放送
県職員が、福島空港の工事の入札情報を建設業者に漏らした罪で起訴されたことを受け、県が再発防止を指示しました。 会津若松建設事務所の主査・須佐洋介被告(43)は、福島空港事務所に勤務していた2022年3月に、空港内の県発注工事の設計金額を石川町の建設会社に漏らし、公正な入札を妨害した罪で、1日に起訴されました。 須佐被告の起訴を受けて、県は土木部の出先機関の所属長らを集めた緊急会議を開きました。 県土木部の矢沢敏幸部長は「二度とこのような不祥事を起こすことの無いよう、所属長の皆さんが危機感を新たにし、職員一人ひとりと向き合いながら、法令順守の徹底を図り、再発防止と信頼回復に一丸となって取り組み続けていく必要があります。」と述べました。 県によりますと、空港事務所ではコロナ禍で交代勤務の態勢だった当時、職員の引き継ぎのための共有フォルダを作っていて、今回漏れた入札情報も職員全員が閲覧できる状態で管理されていました。 会議では、業者側の入室制限や情報管理など、現在とられている再発防止策を徹底するよう改めて指示されました。