石破茂新総裁に「期待する」声は52% 世論調査から読み解く、国民が望む政策は?
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜6:00~9:00)。「SUZUKI TODAY’S KEY NUMBER」のコーナーでは、象徴する数字にスポットを当て、「今、知っておきたい」「誰かに話したくなる」トピックをご紹介します。 9月30日(月)の放送では、「石破新総裁に『期待する』52% 自民党支持率は4ポイント上昇」のトピックに注目しました(※放送当時の内容です)。
9月27日(金)におこなわれた自民党総裁選により、岸田文雄首相の後任に石破茂元幹事長が選ばれました。自民党の総裁選にて、1回目の投票は「国会議員票」と「党員投票」の合計で高市早苗氏がトップ、石破氏が2位となりましたが、過半数に届かなかったため決選投票を実施。 決選投票の結果、石破茂氏が215票を獲得し、新総裁に就任。10月1日(火)召集の臨時国会で第102代首相に指名されました。 * 毎日新聞が9月28日(土)と29日(日)に実施した全国世論調査によると、石破茂新総裁に「期待する」と答えた人は52%と、「期待しない」の30%を大幅に上回る結果となりました。また、自民党支持率は33%で、8月に実施された前回調査から4ポイント上昇しています。 福井新聞のアンケート調査では石破新総裁に「大いに期待する」「少し期待する」と回答した人は合わせて約61%でした。自民党の支持率については、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を背景に低迷が続いていましたが、「党内野党」などと呼ばれてきた石破新総裁による政治改革への期待感が、支持率を押し上げた可能性があると毎日新聞は分析しています。 「期待する」と答えた男性は48%、女性は57%で、高い年齢層ほど期待感が強い傾向にありました。また、新総裁に取り組んでほしい政策部門でもっとも多かった回答は「物価対策」で25%、「景気対策」が21%、「政治とカネの問題」が14%と続きます。 パーソナリティのユージが「石破さんは裏金問題についても厳しい意見を言っていますからね」と話すと、同じくパーソナリティの吉田も「そうですね・そこを解決してほしいという気持ちもありますね」と話していました。 石破氏は、決選投票を前にした演説で「国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、この日本国をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために、全身全霊を尽くして参ります」と決意表明しました。自民党派閥の裏金問題の解決は、国民の信頼回復のために避けては通れない課題です。高まる期待のなか、今後の対応に注目が集まります。 (TOKYO FM「ONE MORNING」2024年9月30日(月)放送より)