剣舞を披露する会津高剣舞委員会の生徒

　白虎隊士墓前秋季祭典は２４日、福島県会津若松市の飯盛山で行われ、参列者が戊辰戦争で自刃した隊士らの霊を弔った。 　約２００人が出席した。主催する会津弔霊義会の鈴木清章理事長が「白虎隊士をはじめとする少年たちの死には心が痛む。史実を風化させることなく後世に語り継がなければならない」などとする祭文を読み上げた。室井照平市長らが玉串をささげた。 　会津吟詠会が吟を奉納した後、会津高剣舞委員会の生徒が剣舞を披露した。鈴木涼翔（りょうと）委員長（２年）は「今日を無事迎えられてよかった。先輩から受け継いだ伝統を絶やさず継承していく」と語った。 　祭典は毎年、春と秋に催されている。