このままだと非常にヤバい…。J2で大苦戦するチーム(4)最高順位→絶不調…。遅い攻撃、複数得点なし
明治安田J2リーグが開幕し、各チームは8試合を消化した。J1昇格に向けロケットスタートを見せるチームがある一方で、勝ち点を積み上げることができず、今後に向け不安を残すチームも多い。今回は、開幕でつまずき黄信号が灯っているチームを紹介する。
ザスパクサツ群馬 順位:19位(勝ち点5) 成績:1勝2分5敗(5得点11失点) 監督:大槻毅 J1昇格に向け着実に順位を上げてきたザスパクサツ群馬だが、今季は不調にあえいでいる。 2022シーズンから群馬で指揮を執る大槻毅監督は繋ぐサッカーを第一に、自由自在なビルドアップで攻撃を展開し、昨季は22チーム制となったJ2リーグで最高順位となる11位でシーズンを終えた。今季はルーキー時代に群馬で17ゴールを記録した高澤優也を連れ戻すなど、初のJ1昇格に向け準備は万端だったといえるだろう。 しかし、シーズンが始まると開幕6戦未勝利と絶不調。ビルドアップに固執しすぎて攻撃が遅くなり、クロスで中に合わせる選択肢しか残っていないことが多い。今季8戦を終え、2得点以上を記録した試合は一度もない。攻撃的なサッカーを嗜好する中で、その得点力不足を是とすることは出来ないだろう。要所での詰めの甘さも散見され、第6節ファジアーノ岡山戦でロスタイムに勝ち越し弾を献上した場面では、ペナルティエリア内に群馬の選手が9人いるのにもかかわらず、悠々とゴールを決められてしまった。 第7節の徳島ヴォルティス戦で待望の初勝利を飾った群馬だが、第8節大分トリニータ戦は0-2で完封負けを喫した。群馬が昨季のような姿を取り戻すことはあるか。
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