京王百貨店 新宿店に「ペコちゃんの学校」が期間限定オープン!夏休みの自由研究のヒントにもなりそう
不二家のマスコットキャラクターであるペコちゃんが通う学校をイメージした体験型ショップが、2024年8月8日(木)~28日(水)、京王百貨店 新宿店地下1階 on the Cornerにオープンする。夏休み期間中に開催するとあって、子ども向けのワークショップやイベントを用意し、催事限定のスイーツやペコちゃんを販売するなど、特別な内容になっているという。不二家として、学校をテーマにした体験型ショップを開くのは今回が初めて。どんなきっかけで誕生したのか、見どころはなにか。不二家の洋菓子事業本部マーケティング部営業推進課の課長・瓜生麻未さんと佐久間愛さんに話を聞いた。 【画像】ファンは見逃し厳禁!「ペコちゃんの学校」限定のグッズやスイーツが登場! ■老舗企業でも若い世代を呼び込める 今回の催事が行われるきっかけは、京王百貨店からのオファーだという。 「今年、京王百貨店 新宿店さんが開店60周年を迎えるということで、何か新しいことを一緒にしませんか、とお声がけをいただきました。夏休み期間中ということもあり、京王百貨店さんがファミリー向け、お子様向けのイベントをほかにも開催されるということで、私たちも同じようにお子様とそのご家族向けの内容でやっていけたらということで催事のコンセプトを考えていきました」 アニバーサリーイヤーに京王百貨店からの声かけがあったということは、不二家と京王百貨店で元から付き合いがあるのだろうか?すると「大型催事企画は今回が初めてです」という意外な答えが返ってきた。 「不二家というと銀座をイメージされるお客様も多いかと思います。銀座三越や東急プラザ銀座といった百貨店・商業施設で催事を開催していたところ、京王百貨店の催事担当者の方が遊びにきてくださったんです。『ペコちゃんの学校』で設定しているターゲットとはまた違った層ではあるんですが、不二家でブランドキャラクターとして起用したタレントの効果もあり、ファンの10、20代の若いお客様を呼びこめて、銀座での催事は非常に盛況でした。その様子から『不二家のような老舗企業であっても、若いお客様を呼び込むポテンシャルがあるんだ』と思っていただけたのが大きかったようです」 「ペコちゃんの学校」というコンセプトはどのようにして生まれたのだろうか? 「ペコちゃんは“永遠の6歳”なんですけども、6歳というのは幼稚園・保育園、小学生のどちらもあり得る、節目の年齢といえます。子ども向けの催事ということを考えるにあたって、節目の歳である、ペコちゃんと同年代の子どもたちがどんな未来を描いていくのか、これからにつながるようなイベントにしていきたいという想いがありました。代理店の方とも一緒にお話をしていくなかで、“学校”をモチーフにしていこうということで考えていきました」 せっかくなら、夏休みの自由研究のヒントになるようなものにしていきたいと、複数の体験型イベントを用意。目玉はNHK Eテレの子ども向け工作番組「つくってあそぼ」でワクワクさんとして活躍してきた久保田雅人さんを講師に迎えた、特別工作教室「くぼたまさとさんとつくろう!お菓子のパッケージでつくる工作教室」(要予約)。 加えて、ペコちゃんのイラストが入ったトートバッグに、自分の好きな色を塗ってアレンジができる「ペコちゃんオリジナルバッグ作り教室」(8月8日、10日、15日、17日、23日、24日の1日3回、参加料1000円、対象年齢3~12歳)、不二家のお菓子カントリーマアムやルックを使ったキャンディレイとうちわ作りが楽しめる「不二家のお菓子でキャンディレイ&ぬりえうちわ作り教室」(8月12日、16日、18日、25日の1日3回、参加料1000円、対象年齢3~12歳)を開催する。 「予約も受け付けていますが、当日いらっしゃったお子様が興味を持ってくださったときにできなくてがっかりさせてしまう状況は避けたいので、当日枠も用意しています。ワークショップ以外ですと、お菓子について学べる仕掛けをブースに施しています。回したり、開けたりすることで、世界のケーキのことや、おいしいケーキの作り方が学べるようになっています。また、せっかくワークショップのために机と椅子を用意しているので、ワークショップをやっていない時間帯でもお子様が何か楽しめるような塗り絵などを用意しておきたいと企画中です」とのこと。子どもたちに楽しんでもらうため、さまざまな趣向を凝らしているようだ。 ■ペコちゃんファン必見!約70種類のグッズと催事限定スイーツ 体験型ショップとして、子供連れのファミリー層をメインターゲットにしている「ペコちゃんの学校」だが、ファミリー層以外も楽しめる要素としては、豊富なペコちゃんグッズを用意していることだ。 「今回、『ペコちゃんの学校』のために、新たなイラストを描き下ろし、催事限定のグッズを多数用意しました。特に、ミルキー缶は京王百貨店 新宿店のほかにも、京王電鉄や京王バス、京王プラザホテルなど、京王グループをモチーフにしたデザインになっていて、東京土産にもぴったりなものになっています。催事限定デザインのもの以外にも、雑貨を中心に70種類ほど展開する予定です」 さらに、京王百貨店 新宿店の食品入口のイベントスペースにもブースを設け、「ペコちゃんの学校 FUJIYA CONFECTIONERY」(8月8日~27日開催)として、夏場にぴったりなボトル型容器に入った「すくって楽しむCAKE」とバターサンドを販売する。 「不二家では2023年6月から、『FUJIYA CAKE’s STAND』という冷凍スイーツの自動販売機を展開するようになりました。半解凍でアイスケーキのように、冷蔵温度ではチルドケーキとして楽しめるクリームのことを“セミフレッドクリーム”というのですが、この半解凍でも冷蔵でもおいしく食べられるケーキを販売しているんです。“24時間いつでもどこでも”ケーキを楽しめるというのを念頭に開発した商品です。コンビニエンスストアでもスイーツは売っていますが、洋菓子店である不二家のケーキが食べられるというところに支持をいただけて、駅や駐車場など、現在200台以上が稼働しています。この自動販売機のために開発されたボトル型スイーツは夏場にもぴったり。夏場だと通常のケーキはどうしても型崩れが発生しやすいです。しかし、ボトルに入っていることで、かわいい見た目のままお客様に持って帰っていただけるというメリットがあります。『ペコちゃんの学校』の開催にあたって、このボトル型スイーツも催事限定のものを用意しました。京王百貨店 新宿店さんは開店60周年を迎えられたわけですが、不二家のロングセラー飲料『ネクター』も60周年なんです。そこで、『ネクター』をイメージしたボトルスイーツを準備しています」 「すくって楽しむCAKE」のネクターピーチ味は、スポンジにネクターピーチをイメージしたソースとクリームを合わせ、カットした白桃をトッピングしている。ネクターピーチのまろやかで濃厚なピーチ感は出しつつも、クリームと合わせることで重すぎない、夏にぴったりな軽やかな味わいに仕上げているのだそう。 「『ペコちゃんの学校』『ペコちゃんの学校 FUJIYA CONFECTIONERY』の2会場で各1000円以上お買い上げのお客様はレシートを提示していただくと、ガラポンに挑戦していただけます。景品には今回だけでしか手に入らないものもありますので、皆さんに挑戦していただきたいです」 体験型ブース、ワークショップ、限定グッズ、限定スイーツ、ガラポンとお楽しみが盛りだくさんの催事。開催にあたってどんなことが難しかったのだろうか? 「会場の広さに対してどこまで内容を詰められるのか。お子様たちにどんな体験を提供できるのか。ペコちゃんファンにも喜んでいただけるグッズはどんなものがあるのか。京王百貨店 新宿店さんでの初の企画ということで、あらゆるところに難しさはありつつも、企画段階から私たちもワクワクしながらやってきましたので、オープンが楽しみです」と意気込みを語ってくれた。夏本番。冷たいスイーツを片手に、ペコちゃんの世界に浸ってみてはどうだろうか。 ※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。 取材・文=西連寺くらら