高校生がBリーグに挑戦!レバンガ北海道U18・阿部竜大がユース育成特別枠で今季も選手登録へ
現役高校生がプロの戦いに挑戦です。レバンガ北海道U18に所属する阿部竜大(あべ・たつひろ)選手が、ユース育成特別枠でトップチームに登録されることが決まりました。 阿部竜大選手は北見市出身の高校3年生。昨季に続き、2シーズン連続でユース育成特別枠での選手登録です。 阿部選手は身長174センチとバスケットボール選手としては小柄な体格ながらもスピードを生かしたプレーと広い視野が持ち味で、レバンガ北海道U18では絶対的な司令塔として活躍しています。 初のBリーグ挑戦となった昨シーズンは3試合に出場し、初アシストも記録。一方でトップリーグの守りの強度に対応できず、相手にボールを奪われるシーンも見られました。 きょうの会見で阿部選手は、「昨シーズンで見つかった一番の課題はフィジカルでした。そこを克服するためにベンチプレスは去年50キロ程度だったものが今年は85キロを上げられるようになりました。フィジカル強化に合わせて攻撃面の練習も重ねてきたので、今シーズンは初得点も狙いたいです。」と2シーズン目となるB1の舞台での活躍を誓っていました。 阿部選手の選手登録は12月1日で、最短エントリー予定日は12月7日に北海きたえーるで開催される秋田戦となっています。 【折茂武彦代表のコメント】 阿部選手は昨季からの成長が著しく、将来プロを目指す上で今回のユース育成特別枠登録は大きな経験になると信じている。フィジカルの課題を解決すれば将来Bリーグの舞台で戦える選手になれると思うし、試合出場の機会が増えることで、相手のプレッシャーを回避する術を覚えていくと思う。 【桜井良太GMのコメント】 昨季一緒にプレーした阿部選手が加入することをうれしく思う。元々持っていたリーダーシップなども成長を見せている。昨季はトップリーグのプレッシャーに苦しんでいる場面も見られたが、そこを今シーズン乗り越えて、持ち味であるドライブからのアシストはもちろん得点にも期待したい。 【齋藤拓也レバンガ北海道U18ヘッドコーチのコメント】 彼自身が昨季の経験で課題を見つけて戻ってきた。体の力強さが課題となっていたが、ウエイトトレーニングや食事面を重視して生活する中で一回り以上大きくなった。ファン・ブースターのみなさんには早くその姿を見てほしい。また8月には日本のユース選抜として上海で開催された国際大会に出場し、チームが勝つために必要なことを発信するスキルを身に着けて帰ってきたのでそういったところを見せてくれるのが楽しみ。 【ユース育成特別枠とは】 Bリーグクラブのユースチーム所属選手の育成を目的にした制度で最大2人まで選手登録することができる。今季が実施3シーズン目。 【阿部竜大(あべ・たつひろ)】 北海道北見市出身・レバンガ北海道U18キャプテン・高校3年生 フィジカル強化で昨季まで64kgだった体重は71キロに 昨季B1成績:出場3試合・1リバウンド・1アシスト・1スティール・2ターンオーバー 昨季に続き今季も背番号13を着用