⚽ジュビロ磐田4戦ぶり白星 東京Vに3-0 J1第20節
明治安田J1リーグは26日、各地で第20節10試合が行われ、磐田は3-0で東京Vに快勝した。 ②ヤマハ(1勝1敗)▽観衆9772人 磐田 6勝5分け9敗(23) 3(0―0 3―0)0 東京V 6勝9分け5敗(27) ▽得点者【磐】OG、マテウスペイショット(6)古川(1) 【評】磐田は後半に3点を奪って東京Vに完封勝ちした。 序盤から押し気味に進め、前半11分に獲得したPKはジャーメインが失敗した。サイドを起点に金子や松原が仕掛けたが、得点できず折り返した。 後半6分、ブルーノジョゼのクロスが相手に当たるオウンゴールで先制。さらに16分には左CKをペイショットが押し込んで2点目を奪った。試合終了間際には途中出場の古川がドリブルで前進し自ら3点目を決めた。 ■攻守かみ合い完封、後半戦好スタート 後半戦のスタートとなる大事な一戦。磐田は前回対戦で敗れたJ1昇格同期の東京Vに雪辱し、4試合ぶりの白星を挙げた。東京Vからの勝利はJ2だった2021年8月4日以来3季ぶり。攻守がかみ合い、10試合ぶりの完封劇だった。 スタメンは前節から3人を入れ替えた。2列目左にMF金子、右にMFブルーノジョゼが今季初先発する攻撃的な布陣。センターバックには前節負傷交代したDFリカルドグラッサに代わり、9試合ぶり先発のDF森岡が抜てきされた。 直近2試合は先制しながらも追加点を奪えず、追い付かれ悔しいドローが続いた。だが、この日は違った。後半6分にオウンゴールで先制したが、攻撃の手を緩めなかった。10分後にはCKを190センチのFWペイショットが頭で押し込む今季6点目で突き放した。 2点目を奪ってもゴールへの意欲は衰えない。試合を決めたのは、3試合ぶりにベンチ入りした途中出場のMF古川の今季初ゴールだ。得意のドリブルで切り込み、最後は右足を振り抜いた。「約1年間点を取れずにもがいていた。やっとチームの勝利に貢献できた」と喜びを爆発させた。 13位に浮上し、当面の目標に掲げる残留するために必要な勝ち点40をどうクリアするか。横内監督は守備面での奮闘を評価し「集中してやり続けてくれた。誰ひとり切れることなくできた」。本格的な夏場に向けて、これ以上ないと言える好スタートを切った。
静岡新聞社