手取り月収30万円の45歳女性「定年まで勤めるつもり」が一転、起業を決意したワケ【経営コンサルタントが解説】
愛子さんの起業“成功のカギ”は
本事例が教えてくれるのは、自分の持つ専門知識や経験といった「無形資産」を市場価値に変換する方法の重要性である。無形資産は目に見えないため、その価値を認識しにくいかもしれない。しかし効果的に活用できれば、ビジネスの競争力を大きく向上させることができる。 愛子さんは会社員時代の経験を活かすだけでなく、中小企業向けのカスタマイズ可能なサービスを提供することで、市場における自分なりの「ニッチ」を見つけ出した。彼女の成功のカギは、市場のニーズと自己の能力を精密に分析し、その2つが接合するように戦略を練ったところにある。 愛子さんは特に、大手コンサルファームでは満たされない中小企業特有のニーズに注目し、その解決策を提供することで顧客からの信頼と市場での地位を確立した。彼女のアプローチは、柔軟な思考がいかにして既存のビジネスモデルを超え、新たな価値を生み出すかを示す好例といえる。 このケースは、個人が自らの専門知識を活かして市場に新しい風を吹き込む方法を教えており、多くの起業家やビジネスリーダーにとって大きなヒントとなるだろう。 鈴木 健二郎 株式会社テックコンシリエ 代表取締役
鈴木 健二郎
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