【東日本大震災13年】能登・東北支え続ける 富山の団体「ふっこうのおと」、富山駅で11日イベント
東日本大震災からの復興を支援する団体「ふっこうのおと」(富山市)は、震災発生から13年を迎える11日、富山駅南北自由通路で追悼イベントを開く。東北に加え、能登半島地震の被災地を支援しようと、募金活動や石川県の物産品販売も行う。八尾高校の生徒が運営に協力する。 ふっこうのおとは2016年に設立し、東日本大震災で被災した福島県、宮城県の支援を続けている。能登半島地震を受け、石川県能登町の避難所で炊き出しなどの支援活動を実施。その縁で、地震後に休業している同町内の観光施設「イカの駅つくモール」の水産加工品や菓子などの在庫を買い取り、今回のイベントで販売することになった。 当日は八尾高校の福祉コース2年生32人が運営に参加する。紙芝居を通じて福島県浪江町の震災発生時の実話などを伝える団体「浪江まち物語つたえ隊」とのトークセッションなどを行う。震災が発生した時刻に黙とうをささげる。 小林仁代表は「復興を支えていくのは若い世代。生徒たちと協力し、震災について一緒に考えたい」と話している。
イベントは午前10時~午後4時。入場無料。