松平健が「暴れん坊将軍」&「マツケンサンバ」を披露 「どわっと盛り上がって」
『松平健 芸能生活50周年記念公演』が7月6日(土) から明治座で上演される。開幕を前に、松平健が取材会で想いを語った。 『暴れん坊将軍』徳川吉宗に扮する松平健 今回は、松平が長年演じてきた徳川吉宗が主人公の「暴れん坊将軍」を第一部で上演し、第二部では「マツケン大感謝祭~歌って踊って~オーレ!ゲスト市川由紀乃、辰巳ゆうと」というタイトルで、SNSで再ブームとなっている「マツケンサンバⅡ」などのショーを披露するという。 松平は「いつも思っているのは、お客様に楽しんで帰っていただきたいということです。特に今回は久しぶりに『暴れん坊将軍』をやらせてもらいます。最近は若い人も再放送を見てくれているそうなので、ぜひ生の『暴れん坊将軍』を観ていただきたいですね」と意気込みを語る。 松平にとっての代表作とも言える「暴れん坊将軍」。作品の魅力について、松平は「大人が見ても子どもが見ても害がないと言いますか。思いやりや人情といったものがたっぷり入っている話が多いですからね。若い方に『子どもの頃に暴れん坊将軍を見て、歴史に興味を持ち、歴史のテストの点数がよくなりました』と言われたこともあります(笑)」と話す。そんな第一部の脚本・演出は細川徹が務めるが、松平は「楽しい『暴れん坊将軍』になるようにお願いした」といい、「変装してお客様に笑ってもらえる場面もあるようですし、笑って泣いて、最後はスカッとする立ち回りもあります」と舞台版の見どころをアピールしていた。 そして第二部で期待されるのは、幅広い世代から愛される「マツケンサンバⅡ」。もともとは着物を着たショーとして「松健音頭」や「松健数え唄」といった楽曲が生まれ、時代とともに曲調がテンポアップして「マツケンマンボ」や「マツケンサンバ」へとつながった。最近はSNS上で「マツケンサンバⅡ」が再ブームになっていることもあり、松平は「若い方にTikTokで見ていますと言われて(笑)。こんな形で認知してくれているなんて、びっくりします」と笑った。ちなみに、マツケンが着用している金色のスパンコールの着物は松平本人の考案。リオのカーニバルをイメージしているといい、「終わり良ければ全てよしという感じで、最後はみんなでどわっと盛り上がって帰っていただきたい」。 デビューから50年。70歳の松平に若々しくいられる秘訣を尋ねると「お客様と接しているからかもしれません」と答えつつ、「健康法としてずっと続けているのは、ウォーキング。朝1時間ほど歩きます。それからたまにジムに行きます。60歳を過ぎてからはお酒の量も気にするようになりましたね」。改めて仕事のやりがいを尋ねると、松平は「やはりお客様に喜んでいただけることですね。いろいろな役として、その人物の人生を生きる。こんなに素敵で楽しい仕事はなかなかないと思います」と語る。そして「コロナ禍で随分仕事の内容が変わり、YouTubeもスタートしました。改めて仕事の大切さに気づきましたし、できるだけいただける仕事はこなしていこうと思っています」と更なる意欲も見せていた。 公演は7月31日(水) まで。 取材・文:五月女菜穂 <公演情報> 松平健 芸能生活50周年記念公演 公演期間:2024年7月6日(土)~31日(水) 会場:明治座