農水省、食品製造現場のロボット導入ガイドライン
農林水産省は17日、食品製造現場への先端技術導入を後押しする「食品製造現場におけるロボット等導入及び運用時の衛生管理ガイドライン」を策定したことを公表した。日本惣菜協会を代表者とするコンソーシアムが委託を受け作成した。 農水省では、食品製造現場へのロボット等の先端技術の導入を推進している。HACCPに沿った衛生管理に対応したロボット等導入の指針が存在せず、導入が進まない一因となっていたことを背景に、今回ガイドラインを作成した。 ガイドラインは、食品衛生を担保し、消費者の健康安全を確保することを目的として、工場にロボット等を導入しようとしている製造事業者、食品分野に参入しようとしている機械メーカー、システムインテグレーター向けに作成された。農水省の担当者によると、健康食品の製造事業者も参考にできるとしている。 食適対応(食品衛生法第18条で定めている器具及び包装容器に関する内容を満たしていること)のロボットにおいて必要な機能、また食適対応していないロボットを用いたシステムを導入する際の留意点、運用開始後の維持管理等をまとめている。